奥州市議会 > 2020-09-04 >
09月04日-05号

  • "農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算"(/)
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  1. 奥州市議会 2020-09-04
    09月04日-05号


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    令和 2年  9月 定例会(第3回)      令和2年第3回奥州市議会定例会会議録(第5号)議事日程第5号                  令和2年9月4日(金)午前10時開議第1 一般質問第2 議案第1号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第9号)の専決処分に関し承認を求めることについて第3 議案第2号 奥州市国民宿舎等事業の廃止のための関係条例の整備に関する条例の制定について第4 議案第3号 奥州市手数料条例の一部改正について第5 議案第4号 奥州市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第6 議案第5号 奥州市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部改正について第7 議案第6号 奥州市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正について第8 議案第7号 字の区域を変更することに関し議決を求めることについて第9 議案第8号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第10号)第10 議案第9号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)第11 議案第10号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第12 議案第11号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第2号)第13 議案第12号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)第14 議案第13号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第1号)第15 議案第14号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第3号)第16 議案第15号 令和元年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について第17 議案第16号 令和元年度奥州市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第18 議案第17号 令和元年度奥州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について第19 議案第18号 令和元年度奥州市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第20 議案第19号 令和元年度奥州市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第21 議案第20号 令和元年度奥州市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第22 議案第21号 令和元年度奥州市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について第23 議案第22号 令和元年度奥州市バス事業特別会計歳入歳出決算認定について第24 議案第23号 令和元年度奥州市米里財産特別会計歳入歳出決算認定について第25 議案第24号 令和元年度奥州市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について第26 議案第25号 令和元年度奥州市病院事業会計決算認定について第27 議案第26号 令和元年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 一般質問第2 議案第1号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第9号)の専決処分に関し承認を求めることについて第3 議案第2号 奥州市国民宿舎等事業の廃止のための関係条例の整備に関する条例の制定について第4 議案第3号 奥州市手数料条例の一部改正について第5 議案第4号 奥州市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について第6 議案第5号 奥州市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部改正について第7 議案第6号 奥州市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正について第8 議案第7号 字の区域を変更することに関し議決を求めることについて第9 議案第8号 令和2年度奥州市一般会計補正予算(第10号)第10 議案第9号 令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)第11 議案第10号 令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第12 議案第11号 令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第2号)第13 議案第12号 令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)第14 議案第13号 令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第1号)第15 議案第14号 令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第3号)第16 議案第15号 令和元年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について第17 議案第16号 令和元年度奥州市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第18 議案第17号 令和元年度奥州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について第19 議案第18号 令和元年度奥州市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第20 議案第19号 令和元年度奥州市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第21 議案第20号 令和元年度奥州市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第22 議案第21号 令和元年度奥州市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について第23 議案第22号 令和元年度奥州市バス事業特別会計歳入歳出決算認定について第24 議案第23号 令和元年度奥州市米里財産特別会計歳入歳出決算認定について第25 議案第24号 令和元年度奥州市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について第26 議案第25号 令和元年度奥州市病院事業会計決算認定について第27 議案第26号 令和元年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------出席議員(26名)      議長  小野寺隆夫君      1番  小野 優君      2番  及川春樹君      3番  千葉和彦君      4番  高橋 晋君      5番  小野寺 満君      6番  高橋 浩君      7番  千葉康弘君      8番  瀬川貞清君      11番  千葉 敦君      12番  廣野富男君      13番  及川 佐君      14番  菅原圭子君      15番  菅原由和君      16番  飯坂一也君      17番  高橋政一君      18番  加藤 清君      19番  阿部加代子君      20番  中西秀俊君      22番  菅原 明君      23番  小野寺 重君      24番  藤田慶則君      25番  今野裕文君      26番  渡辺 忠君      27番  及川善男君      28番  佐藤郁夫君-----------------------------------欠席議員(0名)-----------------------------------説明のための出席者   市長                   小沢昌記君   副市長                  及川新太君   副市長                  新田伸幸君   監査委員                 千田 永君   教育長                  田面木茂樹君   農業委員会会長              阿部恒久君   病院事業管理者              岩村正明君   総務企画部長兼ILC推進室長       千葉典弘君   財務部長兼行政経営室長兼競馬対策室長   千田布美夫君   協働まちづくり部長            浦川 彰君   市民環境部長               小野寺和夫君   商工観光部長               菊地 厚君   農林部長兼食農連携推進室長        鈴木清浩君   福祉部長兼地域医療介護推進室長      佐賀俊憲君   健康こども部長              佐藤浩光君   都市整備部長               渡辺恭志君   上下水道部長               中田宗徳君   教育委員会事務局教育部長         千葉 昌君   衣川総合支所長              高橋寿幸君   総務課長兼情報政策室長          松戸昭彦君   財政課長                 羽藤和文君   税務課長                 千葉 桂君   市民課長兼総合相談室長兼マイナンバーカード推進室長                        佐藤弘美君   危機管理課長               門脇 純君   商業観光課長兼ロケ推進室長        佐々木紳了君   商業観光課主幹              及川和徳君   企業振興課長兼企業支援室長        佐々木啓二君   農地林務課長兼農村保全推進室長      菊地健也君   福祉課長                 高橋清治君   長寿社会課長               千田嘉宏君   地域医療介護推進室行政専門監       家子 剛君   こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長                        昆野浩子君   健康増進課長               菅野克己君   健康増進課保健師長            伊藤江美君   保育こども園課長             千葉達也君   維持管理課長               千葉政喜君   経営課長                 佐々木 了君   下水道課長                菊池 太君   医療局経営管理課長            佐々木靖郎君-----------------------------------事務局職員出席者   事務局長                 瀬川達雄君   事務局次長                高橋広和君   議事調査係長               千田憲彰君-----------------------------------議事     午前10時 開議 ○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第5号をもって進めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順により質問を許します。 27番、及川善男議員。     〔27番及川善男君質問席へ移動〕 ◆27番(及川善男君) 27番及川善男です。 まず最初に、限られた体制の中で、豪雨災害や新型ウイルス感染症対策で日々ご労苦されております職員の皆様に敬意と感謝を申し上げます。 また、奥州金ケ崎地域医療介護計画の、私はその全てを了とするものではありませんが、担当の皆さんのこの間のご労苦にも敬意を表します。 このほど、奥州市内でもコロナウイルス感染症患者が発生しました。罹患された方々にお見舞いを申し上げます。 今、全国どこでも誰が感染してもおかしくない状況にあると言われております。このような中で、行政には感染拡大防止対策と医療体制の充実に万全を期すことが求められております。 そこで、今議会は、さきに通告しておりました医療行政、コロナ禍の地域医療の在り方と新市立病院建設問題に絞って、市長並びに病院事業管理者の見解をお伺いいたします。 今、奥州市の財政難と相まって新市立病院建設について、市民の間で賛否両論が交わされております。昨日、同僚議員からもご意見が出されたところであります。 このような中、8月27日、私は千田美津子県会議員とともに仲本奥州保健所長と懇談する機会をいただきました。 懇話会の副会長でもある所長さんから忌憚のないご意見をいただきました。 計画の病床、100床削減はやむを得ない、あるいは県は国の方向性を示しているものであり、何床を減らすべきとは言っていない。水沢病院がなくなると胆沢病院の負担が大きくなる。若い医師を招聘するためには子育てが保障されることが大事だなどなど、貴重なご意見をいただきました。 そこで、お伺いをいたします。 その第一は、奥州金ケ崎地域医療介護計画についてであります。 市長はこの間、新市立病院建設の前提となる奥州金ケ崎地域医療介護計画を策定して、7月以来3回の奥州市医療懇話会を開催し、8月31日の第3回懇話会をもって同意を得たと解されているものと思います。 内容は、奥州市立医療施設全体の約45%に相当する病床削減、100床削減計画を作成したわけでありますが、その考え方と今後の対応についてお伺いをいたします。 また、同懇話会の合意は、新市立病院建設を了とすることを前提としたものと解してよいのかもお伺いをいたします。 その第2は、新型コロナウイルス感染拡大下の胆江二次医療圏、地域医療の在り方についてお伺いをいたします。 コロナ感染症対策は県が主導的に行うものと思いますが、それぞれの二次医療圏においても対応が必要であり、胆江二次医療圏で感染症病床を持っているのは総合水沢病院だけであります。奥州金ケ崎地域医療介護計画策定に当たって、コロナ禍の地域医療についてどのように検討されたのかお伺いをいたします。 その第3は、新市立病院建設問題についてお伺いをいたします。 取組みの状況と今後の見通しについてお伺いをいたします。 今、新病院建設問題については、奥州市の財政問題とも絡んで市民との間で賛否両論、様々な議論があります。また、新病院建設計画が遅々として進まない中で、市民の中からは新病院は建設されないのではないかという声が多く聞かれるようになりました。 私は、岩手の医療が、沿線沿いでは盛岡、中部、両磐にシフトされている。奥州選挙区選出の県会議員や関係者の中から、将来胆沢病院と磐井病院を統合し、中間地に新病院建設をなどとまことしやかに言われている中で、県内第2の人口を抱える奥州市が自前の市立医療施設を持つことは重要だと考えております。 合併前の水沢市と胆沢町、前沢町、衣川村は、厳しい財政事情の下でも、地域住民の健康と命を守るために自前の病院、診療所などの医療施設を設置してきました。 水沢病院は、当時は名称は違ったんですが、今の県立胆沢病院と江刺病院、地域の医師会が国保の受け手となることを拒む中で、住民の国保医療の担い手として、1951年、昭和26年に一般病床43床の病院としてスタートしたと言われております。その後、昭和52年には、一般、精神、結核、伝染病床合わせて391床の病院となり、まさに胆江医療圏の中核として運営されてきました。合併前の水沢病院の患者の約半数は、水沢市以外の患者だったと言われております。 また、まごころ病院は、昭和40年に33床の国保若柳病院として開院されました。現在、一般病床30床、ケア病床18床で運営され、訪問診療や介護福祉との連携で頑張るということは国会でも評価されております。 また、今、識者の中で、21世紀はウイルスとの闘いだと言われている下で、公立病院の果たす役割は重要だと考えます。とりわけ胆江医療圏で唯一感染症病床を抱える市立病院の役割は重要だと考えるものであります。この間、水沢病院をはじめ市立医療施設が果たしてきた役割といい、新病院建設についての見通し等について、市長並びに病院事業管理者の見解をお伺いをいたします。 以上で登壇しての質問といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 及川善男議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、私から奥州金ケ崎地域医療介護計画についてとコロナ禍の地域医療の在り方についてお答えをし、続いて病院事業管理者からご答弁を申し上げるところであります。 奥州金ケ崎地域医療介護計画につきましては、将来における病床機能の分化と連携を推進し、効率の高い医療提供体制を構築するため、平成28年3月に県が策定した岩手県地域医療構想の具体的対応方針などの議論の中で、胆江二次医療圏の医療資源の現状を把握し、将来にわたる医療介護体制の確立に向けた議論を進めていくためには、市としての方針がなくては議論が進められないのではとのご意見を受け、市が策定することとしたものであります。 次に、コロナ禍の地域医療の在り方についてでありますが、県内の感染症対策については、県が主体となって行うものと認識しているところであり、岩手県保健医療計画においても、感染症に係る医療供給体制を確保するため、個別の感染症ごとに指定医療機関や入院のための病床を必要数確保するとともに、こうした医療機関を中心とする医療体制の充実及び診療の質に取り組むとされているところであります。 市といたしましても、総合水沢病院が圏域唯一の感染症病床の指定を受けており、感染症対応は公立医療機関の重要な役割の一つであると考えていることから、奥州金ケ崎地域医療介護計画において、市立医療施設の重点施策として、感染症病床の継続及び新型コロナウイルス感染症などの新たな感染症への対応も考慮した体制を検討して、県と連携を図りながら対応していくとしているところであります。 さて、当初の一般質問の通告にはなかったわけでありますが、新市立病院の建設の現状の見通し、それからこれまでの市立病院の役割、意義などについても登壇での質問の中で少し触れられているので、私の考えを少し披瀝をいたしたいと思います。 まず、新市立病院の建設問題につきましては、これから医療局が中心となって作成される病院診療所改革プランの改訂版の中に、その方向性が明確化されるというふうに考えておりますので、これはまず医療局のマターとしてさらに詳しい内容を詰めていただくと、その中で明確化されていくものというふうに考えております。 また、市立病院としての役割でありますが、実は議員各位も十分にご存じと思いますけれども、特に関東を中心とした大型病院が感染症の病床を持ち、その対応をしているという中で、結果的に必要以上と言えばいいんでしょうか、患者さんの受入れをしていると。また、そのことによって多くの命が救われているわけでありますが、その行為自体が、結果的に病院の感染症対策の医療にとどまらず全体の医療機能を停止させてしまいかねない、あるいは停止してしまったという医療機関が多数あるということはご案内のとおりだと思います。とすると、県立の病院があるから全て間に合うということではないということが実証されたというふうにも私は感じております。 このような部分を考えますと、今は水沢病院でありますけれども、市立の病院がそのような機能を県立とは違う形でしっかりと担うことができる体制があること、このこと自体が、この医療圏域に住む皆さんにとっては大きな安心のよりどころであろうというふうに思うところでございます。 よって、集約をして経営、あるいは赤字補填の最小化を図るというのももちろん重要ではありますけれども、そのことだけに焦点を当ててしまうと、結果的に、いざというときにその対応ができる医療機関がこの地域に存在をしないというふうになったとすれば、これは市民の命、あるいは安心・安全をしっかりと守る市役所としての役割は果たすことができないのではないかと考えております。 もとより、ないものを一気につくるというのであれば、また議論もさらに広がりを見るところであろうと思いますが、少なくても、長きにわたって対応してきた市立の医療機関を何とか将来にわたって、今のような観点も含めて、今後少子あるいは高齢化を迎えるというふうなこの状況の中で、市立病院の果たすべき役割は、これは非常に大きなものがあると。また繰り返しになりますが、ただそのことだけをもって病院経営を、全く赤字垂れ流しという状況は、これは許させることではない。そのような意味も含めて、ぜひ次期の病院診療所改革プランにおいては、そのあたりも十分に検討していただきながら、より安心ができ、奥州金ケ崎、特に奥州市が安心して将来にわたって生活できるという、一つの大きなよりどころとなるような医療政策の柱としてプランを策定していただければというふうに思っているところであります。 私からは以上であります。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。     〔病院事業管理者岩村正明君登壇〕 ◎病院事業管理者(岩村正明君) 及川善男議員のご質問にお答えいたします。 私からは、新市立病院建設問題の取組みの現状と見通しについてお答えいたします。 医療局において、現在市が策定を進めている地域医療介護計画地域医療連携会議で了承を得た後、計画で示している市立医療機関の連携・再編の方針に沿って、次期奥州市立病院改革プランの策定を進めるものでございます。 その改革プランに新市立病院建設を盛り込み、来年2月に開催される地域医療連携会議で了承をいただくことで、新市立病院の建設に進むことができるものと理解しております。 新市立病院建設は、現行施設の再編・統合の一つの形でありますが、地域医療介護計画が示す将来この地域に必要な医療の提供と、経営の健全化を図ることが肝要であると考えるものでございます。 改革プランにつきましては、案を策定後、地域医療懇話会をはじめ議会や住民の皆様のご意見をいただく機会を設けながら策定してまいりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 若干、項目が多いんですが再質問いたしますので、事務当局のほうからもご答弁をいただきたいというふうに思います。 まず、今、事業管理者からご答弁いただいた、新病院建設については来年2月の地域医療連携会議に改革プランを提示して、それを了承してもらった上で進むというようにお聞きしたんですが、そうしますと、2月の地域医療連携会議には新病院建設のプランといいますか、スケジュール等も含めた一定の方向性も提案されるというふうに理解していいのですか。その点、お伺いをいたします。 まず、それをお聞きしてから次に入ります。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(岩村正明君) ただいまのご質問にお答え申し上げます。 このたびの病院、診療所の改革プランにつきましては、あくまでその機能、役割等についてどのような役割を持つかとか、そういう形のものを改革プランに、その将来の在り方を盛り込むものでございまして、新病院建設のプランとかそういった形とはまた別に考えたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ちょっとこの問題でやっていると、再質問したい項目があれですからやめますが、今のご答弁を聞きますと、新病院建設のプランがなければ、私はその改革プランそのものが成り立たなんではないかなとも思うんですが、その点、見解ありましたら後でお答えください。 再質問、幾つかお願いします。 内容は、奥州金ケ崎医療介護計画を中心にお尋ねをいたします。 この間、胆江二次保健医療圏の地域医療計画が、私はこの場でも指摘してきましたが、これは県の地域医療構想を基につくられるものだというふうに理解してきました。ところが、今回は水沢の新病院建設の関連から、奥州金ケ崎の医療介護計画策定が先になったというふうに思うんですが、この県の地域医療構想と今回のいわゆる奥州金ケ崎医療介護計画の関連はどのようになるのか、お伺いをしたいと思います。 先ほど申し述べましたように、保健所長さんとのお話の中でも、県のほうでは決して病床を削減せよというふうに言っているわけではないというふうな話もされておりました。それぞれの地域で、その医療圏の医療の在り方について検討し、その上で計画が立てられるべきだというふうな見解でしたので、お伺いをいたします。 それから2つ目は、今回の計画策定に当たって、市民や水沢病院あるいはまごころ病院など、市立医療施設の現場の声がどのように反映されて計画が立てられたのかお伺いをいたします。 先ほど言いました奥州保健所長さんとの懇談の中で、この計画はかなり医師会の先生方の声が反映されたものというようなお話も出ました。病床数が約半減される計画策定でありますから、市民の健康と命を守るために日々奮闘されている現場の方々の声が私は当然反映されなければならないものだと思いますが、これらがどのように把握をされ、反映されているのかお伺いをいたします。 3つ目は、今、政府は新型コロナ感染拡大医療崩壊が心配されておりまして、政府が昨年9月に公表した全国440と言われていますが、公立公的病院の再編統合問題について事実上棚上げにされております。 盛岡市立病院や国立病院機構盛岡も、この国の再編・統合の対象となっておりますが、盛岡地域医療圏では、今年2月に地域医療連携会議で現状維持を決めております。岩手県内9つの医療圏の中で、こうしたコロナ感染拡大下の中で、病床削減を決めたのは奥州金ケ崎地域医療計画だけだと私は思っております。違っておりましたらお知らせください。 今、全国的に新型コロナウイルス感染拡大が心配されているわけでありますから、医療体制の充実が求められておりますし、胆江医療圏の地域医療体制の充実についても検討されなければならないと私は思っております。 また、昨日、同僚議員等の質疑にもありましたけれども、2024年、令和6年から医師の働き方改革の実施が始まりますし、これら感染症対策を見据えた上で、この胆江医療圏の在り方についてどのように検討された計画なのかお伺いをいたします。 4つ目、私も傍聴いたしましたが、さきの医療懇話会でも病床削減は市立医療施設だけではなくて、県立も含めて検討すべきだという意見もありました。この計画は、胆江地域医療連携会議の中でこうした意見も踏まえて変更されることもあるのかどうかお伺いをいたします。 また、私の認識では、1度削減された病床はそう簡単には元に戻せないというふうに思っておりますが、どのようにお考えかお伺いをいたします。こういうコロナ禍の医療の背景の中で、私は胆江医療圏全体として病床削減や医療の後退はあってはならないというふうに考えますので、お伺いをいたします。 それから、昨日の議論の中でちょっと疑問に思ったのですが、いわゆるこの計画策定に当たって、余裕度という問題が計画に盛り込まれております。病床稼働率だとかいろいろ聞くことはあるのですが、余裕度ということについてはあまり耳にしない言葉であります。これについては客観的に算出の根拠があるのかどうか、これらについて普遍的な根拠があって算出されたものなのかお伺いをいたします。 それから、医師確保についてお伺いいたします。 昨日も議論されましたけれども、病院経営も含めて医師確保は喫緊の課題だと私は思っております。この間、コロナ感染対策などでいろいろ制約はあったとは思いますけれども、この医師確保の取組みについては、特に病院事業管理者をはじめとする経営トップの具体的な取組みが大事だと私は思っております。この間どのような取組みをされたのか、お伺いをいたします。 奨学生等の見通しについては昨日ご答弁ありましたので、そういうことではなくて、どのように具体的に医師確保で取り組んでこられたのかをお伺いをいたします。 最後に、市民世論の問題についてお伺いをいたします。 この間、私は市長に度々提案をしてまいりました。いわゆる医師を招聘する上で、ぜひあの地域に行ってみたいと思われるような、いわゆる市民の世論の喚起が大事ではないかということを提起をしてまいりました。残念ながら、この間具体的に取り組まれてまいりませんでした。今後どのようにお考えになっているかお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) 非常に多くたくさんの項目いただきましたので、順番に、医師確保の部分等については医療局のほうから答弁あると思いますので、それ以外の主な部分について、まず私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 まず1点目の、県の地域医療構想等と、今回の金ケ崎町と連携してつくった医療介護計画との関連と位置づけといいますか、その部分についてまずはご答弁をします。 基本的に、今回の奥州金ケ崎地域医療計画を策定するに至った経緯につきましては、当然新病院建設という部分のこちらの市のほうの事情といいますか、そういう検討を進めるという部分もありましたし、併せてその地域医療構想という中で、地域医療構想が平成28年3月に策定をされ、それの具体化に向けては、以降、連携会議の中で調整していくという大きなそういう方針の中で、それら2つの要素が相まった形で議論が進められてきた経過の中で、最終的には新病院建設を検討する段階以前において、まずはこの地域の圏域の医療の現状等についてしっかり把握を行った上で、次のステップにいくべきであるというような連携会議の中、あるいは新病院建設の当時の外部会議の中でも、そういう医師会さん等を中心とした三師会さんのほうから特にもそういうご指摘をいただいて、市としても当然そのような対応が新病院建設に向けては必要だという、その時点の判断もあって、最終的には金ケ崎町さんを巻き込む形にはなりましたけれども、計画を策定をして次のステップに進むための土台の部分をまずはつくるということで判断をして策定作業に入った。今現在に至っているという状況でございます。 議員さんご指摘のとおり、本来この医療に関する計画につきましては、医療法、そちらのほうの規定では、当然県が策定をして進めるという形が、法律上はそういう状況でございます。 ですので、今回ある意味、市町村がという部分は当然あるんですけれども、もともとその保健医療計画は県のほうでもつくっておりまして、その中で地方版という部分の項目もございまして、二次医療圏ごとの構想あるいは計画に当たる部分も、県の保健医療計画の中にはあったという部分もあって、県としては改めてこの医療圏についての計画等については策定することはありませんという、地元の保健所さんのそういう見解もあって最終的にはつくらなきゃいけないと、じゃどっちがつくるんだということで市がつくったというのが正直なところございますが、そういう経過もあって、計画を作成をしたという状況でございます。 地域医療構想、今月、連携会議があるわけでございますけれども、それに対する今回の計画の位置づけという部分につきましては、その地域医療構想、連携会議の中で、国からのほうの指示で昨年の公立病院の再編の分も含めて、それぞれ病床を持っている医療機関については、具体的対応方針という言い方をしているようですけれども、それぞれ持ち寄って連携会議の中で調整をして、最終的にはその医療圏の全体としての具体的方針を調整会議の中で決定をして、最終的には国に報告するというような流れになってございますので、我々今回、市立医療機関として、全体としての計画をまずは作成をしたところでございますので、その部分については今度の連携会議において、市の医療機関としての方針についてはこういう形ですという内容での報告を、まずは連携会議のほうで報告をさせていただき、全体の調整の中での議論の一つの個別の方針として扱っていただきたいということで、今、考えているところでございます。 最終的には、それも含めて、何番目かの質問とも絡む部分になりますけれども、県立病院あるいは民間の病院等の病床数を含めた医療機能の調整といいますかバランス体制の、圏域としての在り方の方針等について、全体としてそこで議論をしていただくという形になろうかというふうに考えてございますので。一応そういう形で進めた経過があって、最終的には地域医療構想会議と今回の計画についてはそういう位置づけで今度臨むという予定にしてございます。 それと、策定に当たっての、特に市立医療機関の先生方への意見等が反映された云々の部分でございますけれども、最初たたき台ということで、市長部局のほうでまずは作成をした経過でございます。 その中で、今年2月ですけれども、市立医療機関の院長所長会議ということで、そちらの先生方のほうにまずは説明をさせていただいてございます。それを基に、医療局の内部でいろいろとその後、協議を重ねてきていただいたという経過でございますし、その間、市長のほうも一度、4月でしたか、同じく院長所長会議のほうにも出席をして計画の内容についての質疑等も受けながら、いろいろとやり取りをさせていただいた経過でございます。 最終的には、事業管理者のほうが中心となって、今回の医療計画の内容について各院長、所長さんのほうに足を運んでいただきながら、説得という言い方はちょっとあれなんですけれども、いろいろとご説明をし、ご報告をしながら、今回の部分については、ドクターのほうについてはまずは了承をいただいた中で、今回、市の案として懇話会のほうにおかけをさせていただいたという経過でございます。 あと、感染症の対策が必要な中で病床削減しているのは、この医療圏、我々今回が初めてではないかという部分でございますが、昨年、厚労省のほうから公立病院の統合・再編の内容で、最終的には議員ご指摘のとおり、440の医療施設について指摘、名称等が公表をされたという流れの中で、事実上棚上げという形になっているということでございますけれども、県のほうとかの今度の連携会議もその一連の流れを受けてやる中身になりますけれども、実際、報告期限とかその辺の部分については厚労省のほうで期限を延ばしているというような情報はありますけれども、凍結的な、止めたというような部分では、我々としてはまだそういう認識はないところですが、いずれ本来であれば今年9月までに削減の検討結果について報告しなければならない部分については、時限がいつということではなくて、先に先送りをされたという状況のようでございます。 ですので、そういう状況の中で削減を打ち出すのはどうかという部分のご指摘だったと思いますけれども、基本的には、今回最終的に100床削減という形にはしてございますけれども、本来であれば今回の現状分析、あるいは現在の医療局さんの体制等も含めて、もう少し削減が可能かという部分も含めていろいろ検討をした経過がございます。 ただ、その一方で、やはり感染症部分の対応は絶対必要になるよというような議論も、市長のほうからも含めてありまして、そこの部分、本来であれば削減の基準という部分で捉えている数字があるわけですけれども、そこから30については感染症対策であるとかそれらの部分にやるというような対応も含めて検討して、現在計画のほう100床という形にしたという経過がございます。 それと、ほかの医療圏で削減についてはないというようなお話でございました。実際、厚労省が指摘された県内10幾つあった医療機関で、盛岡とあと一関、あと花巻でそれぞれ連携会議の中で了承をしたところがございますけれども、実際には個別の部分では削減をしていないというのがそのとおりだと思います。ただ、中部医療圏にしても両磐医療圏にしても、そのターゲットになっている病院のほうでは削減していませんけれども、例えば中部医療圏ですと、今回、北上済生会病院さんが今年11月に移転新築されて、224床ということで、新病院で開業するというお話がありますけれども、許可病床数的には平成29年の時点では、たしか済生会さん等は294の許可病床数から、最終的には今回の新築を兼ねて70床ほど削減をしたというような内容で、医療圏の中ではいろいろ議論があったというようなことの中で、実際に厚労省からの指摘をされた病院については削減はないということはそのとおりでございますけれども、それぞれの医療圏の中で、この3年間、4年間の中で減らしてきているという事実はそのとおりあるので、その辺とのバランスを考えて、最終的にはそれぞれの医療圏で判断をされたのかなというふうに感じているところでございます。 余裕度につきましては、正式な根拠があるかという部分については、これは特にないと思います。 今回、いろいろアンケート調査をするに当たって、先生方と相談をしながら進めさせていただきましたけれども、いずれ現状で何件診療したとか、何件手術したとかという数字だけでは実際にどのくらい余力があったりとか、いっぱいいっぱいな状況なのかどうかというのは、なかなか見えないなというような部分もあって、あえて今回余裕度という形で、それぞれ入院であるとか外来であるとかの内容で、聞き取り項目に加えてアンケート調査をしたというところでございます。 特に病院経営の部分につきましては、その回答の中身で、昨日の答弁でもちょっとお話をしましたけれども、その年で一番多く対応した、こなした人数、件数等を基に、4月1日時点のこなしている人数との差を主に取りながらやったというような、回答側のほうにいろいろ後で確認をした部分については、そういう内容の数字ですというような回答が何件かございましたので、これでやれというような指示は出していないんですけれども、それぞれの医療機関でのご判断で出していただいたところですが、いずれそういう、特に胆沢病院さんとかそういう部分については、先ほど言ったような一番のマックスと定点との差の中で、余裕という部分での数字にしたということのお話でございましたので、我々としてもそういう捉えをしているというところでございます。 市民説明の部分、世論喚起の部分でございます。 なかなか世論喚起という部分については、今までやれてこられなかったというのは、そのとおり事実でございます。説明も十分かといえば、決して十分ではないというふうに事務方としても認識はしてございます。 今回、いろいろ内部合意形成等にも時間を要したというような部分もありますし、外に発信するいいタイミングがなかなか取れないできたという、これは言い訳にしかなりませんが、そういう状況は認めます。 それで、この時点でという部分はあれですけれども、今回いろいろ今後のスケジュール、今、検討しいるところでございますが、9月24日の連携調整会議の終了後に、一応そこでのまずは圏域としてのある程度の了解をいただいたという前提で、計画としてのある程度の精度が上がったという位置づけの下で、パブリックコメント等をやりながら、最終的には市民の皆さんからそういう形になりますけれども、ご意見を頂戴して、最終的には各計画の策定につなげていきたいというようなことで考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) 私からは、医師確保の具体的な内容ということでお答えいたします。 昨日も医師奨学生につきましては、この間、報告させていただいておりますので、そのほかに具体的にというご質問だったと思っております。 今年なかなかコロナの影響で、いろいろ訪問して歩くのが、頻度的には下がってきているわけですけれども、実は今年7月7日ですけれども、市長と病院事業管理者が岩手県の医療局長、それから国保連の専務理事さんのほうに訪問してございます。 その中身はといいますと、実際、現在、総合水沢病院でコロナウイルス感染症対策の中心的スタッフとなっている方が、義務履行奨学生の部分の義務履行として派遣されているものですから、ぜひ来年も継続して派遣していただきたいというのが主な要望として伺いました。 あとは、やはりこれまで県の市町村医師養成事業の奨学生、それから県そして医療局の奨学生がなかなか中小の病院に、国保関係の病院、診療所に配置が少なくなっている現状を訴えまして、ぜひそこを今見直してもらわないと大変だということで、お願いをしてまいったものでございます。 その成果といたしまして、実は8月25日付に国保連の谷藤理事長の名前で、県知事のほうに要望書が出ております。その中身は、これまでと一歩踏み込んで、やはり現在の養成医師の件及び国保連の養成医師の義務履行先が国保診療所施設に十分な配置となっていない、その部分を見直してほしいという強い思いで要望書を上げているという成果ではないかなと。要望した成果がここに現れているものと考えてございます。 それから、今後、医師確保の市民の世論をもっと活用すべきではないかというお話でございましたが、それにつきましては、8月25日の院長所長会議におきまして、やはり今最重要課題である医師確保、医師招聘の部分について協議をしました。 そこで議論となったのは、やはり医師情報を集めることだと、そのデータベースづくりに今年度は何としても重点を置いて取り組みましょうということが話し合われております。 一つは、その中で話し合われたのは、まごころ病院のほうでこれまで年間10人ほど初期臨床研修の地域医療研修で1か月来ているものですから、その先生方とコンタクトを取って、いろいろこういう当地域で勤務していただくような先生がいないかどうかの情報を集めるのがまず先決かなと思っています。それから、議会の中でかつてご質問されたとおり、例えば市民がそういう医師の情報を集める必要もあるのではないかという声もありますので、ぜひその辺も検討しながら取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(岩村正明君) ただいまのご質問とその答弁に対しまして、さらにちょっと付け加えたいと思いますが、医師確保につきましては、やはり供給源は一番大学でございます。大学の医局に行きますと、教授から一番最初に言われるのは、その後、病院建設の問題はどうなったかというのが先に言われます。 やはりこの病院の建設問題がはっきり確定しますと、非常に医師の確保もしやすくなるなというふうに思っております。実際、大学に1,000人以上ドクターがいたりしても、そういうところである程度、力をつけた先生はやはり関連の協力病院に巣立つというんですか、そういった送るのも大学の教授の使命だというふうに考えていらっしゃる先生もおられますので、その辺を期待していきたいと思います。 それから、先ほど、ご質問にありました改革プランについて、新病院、これは一番最初の答弁でもあるいは開設者である市長も答弁しておりますが、新病院建設を改革プランに盛り込みたいということはそのとおりです。 私が別に考えているのは、いわゆるその基本成形とか実施していくと、さらに具体的な計画は、これは別計画でいきたいと、そういう思いでお話しした内容でした。 以上です。
    ○議長(小野寺隆夫君) 及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 時間もあれですから、3点ほどお伺いをいたします。 質問の前に、医師確保についてはそれぞれ努力をされているとは思いますが、県知事も地域医療を担う医師の確保を目指す知事の会という会長を務めながら、いわゆる医師偏在地域に対して、国で対応してほしいという要望をしているわけですので、これら知事とも連携しながら、ぜひこうした地方の小さい病院に対する医師派遣について、県もそれ相応の力を割いていただけるように引き続き要望してほしいなというふうに思います。 3点、お伺いをいたします。 1つは、計画策定に当たって、市立医療機関の院長あるいは所長さんに説明をされたということですが、現実、100床削減ということになれば約半数近い病床数が減るわけですから、そうした場合、現場で働いている職員の皆さんに対する影響は大きいです。それらの方々に対する説明は全くないのではないかと私はいろいろ仄聞する範囲では聞いているんですが、なぜそれがやられないのかです。現場の方々の声を聞くべきではないのかと思いますので、お伺いをいたします。 それから、余裕度についてですが、昨日の議論を聞いていますと、いわゆる今回の計画の中で、病床削減の大きな要素にもなっている。昨日の議論の中ではこれだけの余裕度があれば、捉えようによっては、市立の医療施設は要らないのではないかというふうに思えるような捉え方もあったわけです。私は、これらの計画をつくる上で、客観性のない数字というのは本来あっていいのかなと、あってはならないのではないかなと思います。 結局、それぞれの医療施設、病院等で自分のところではこれだけ余裕ありますよありますよということであって、客観的な根拠はないんです。客観性は私はないのではないかと。それぞれの医療施設の恣意的な判断で出された数字ではないかと。これらを基に議論されるということになると、私は本来の在り方ではないように思いますので、この点、お伺いをいたします。 それから、今後市民への説明もされていくのだと思いますが、私は市民理解なくしてこれらの計画は成り立たないというふうにも思います。 とりわけ、何回も言ってきたんですが、合併したまちですから、新病院建設については様々な意見もあるわけですので、ここは丁寧に、本来であれば計画策定の過程の中でもやるべきだったと私は思っていますけれども、今後の方向についてお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) この地域医療介護計画の策定の、医療局でいろいろ協議した際に、職員の皆様への説明がないのではないかという理由でございますが、ちょっとこちらとしましては、院長、所長先生と取りあえず協議させていただいているものなので、代表という形で捉えさせていただきまして、職員の皆さんには確かに説明はしてございません。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) まず、余裕度の捉え方についてでございます。 議員ご指摘のとおり、これについては各医療機関の判断でまずは出してきたと、先ほどの答弁のとおりでございますので、客観的な基準に基づいた出し方をしたという部分ではないというのは、そのとおりでございます。 ですので、その内容について計画に載せるのがよかったかどうかという部分の判断でございますけれども、確かにそういう客観的な根拠に基づいたものではないという部分ではございますけれども、今回、現状の把握と医療体制あるいは医療資源等々の現状把握といった内容を、まずはつかむという状況の中では、いろいろ先生方とも相談をした中で、やはりそういう別の、こなしたという部分の数字だけではなくて、どのくらいの部分、診られる余裕度があるのかという部分についても、そういう把握するに当たっては必要な項目だろうということで判断をして、今回アンケート調査も行って、その数字について計画の中に盛り込んだという経過でございますので、決してそれを、いろいろ議論がある部分になってしまってはおりますけれども、市としては冷静な形で受け止めながら今回の計画作成には当たらせていただいたという状況でございますので、ご理解をいただければというふうに思います。 あと、市民説明の部分についてでございます。 先ほども、今までの計画の中でも当然やっておくべきであったという議員のご指摘がございました。そのとおりだと思います。ただ、先ほどもちょっと言い訳になりましたけれども、そういう形でできてこなかった部分も含めてパブリックコメント等、計画については実施をしたいというふうに考えてございますし、先ほど管理者のほうからの答弁でもあったとおり、これから今度は病院、診療所の改革プラン、具体の計画の部分になる部分でございますけれども、それの部分については住民説明といいますか、地域の説明といいますか、それらについては恐らく必要になってくるものというふうに考えてございますので、その辺は医療局と市長部局とで相談をしながらという形になりますけれども、そういう機会を捉えて、市民の皆さんのご意見を聞く機会の設定等については検討していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 時間もあれですので終わりますが、いわゆる先ほども言いましたように、21世紀は感染症との闘いだというふうに言われている中で、やはり地域医療の体制上、後退があってはならないのではないかというのが私の考えであります。そういった点で、これから地域医療連携会議等で、多分奥州金ケ崎地域医療介護計画をベースに議論されるんだと思いますが、病床削減等についてはぜひ慎重な対応をしてほしいなというふうに思います。先ほどご答弁がなかったんですけれども、一旦削減した病床を元に戻すことはかなり困難なわけですから、その点は十分配慮してやってほしいというふうに思います。 それから、もう1点だけ指摘しておきますが、今後議論する上で、余裕度については、私はやはり客観性のないものは計画に盛り込むべきではないというふうに考えますので、今後の議論においては、これらを根拠とするような議論はやるべきではないというふうに考えます。 以上、指摘をして、あとは特別委員会、決算等で気づいた点は指摘をしていきたいというふうに思います。 最後に申し上げますが、計画を作成された中身については了とはしませんが、努力については敬意を表します。 終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 以上で、一般質問を終わります。 午前11時15分まで休憩します。     午前11時1分 休憩-----------------------------------     午前11時15分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 日程第2、議案第1号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第9号)の専決処分に関し承認を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回、大雨が降ったことによりまして、災害で復旧工事をするということでございますけれども、大雨が降ると同じような場所で道路が冠水したりすることがあります。それで、そうならないために何か対策できないのか、1点お伺いしたいというふうに思います。 それから、今も大きな台風が日本に近づいてきているようでして、岩手県のほうにはあまり影響がないのかもしれないんですけれども、それこそ台風の時期でございますので、大雨、ゲリラ豪雨もいつどこで起こるか分からないような状況であります。 そこで、ちょっと調べたんですけれども、雨量計についてです。奥州市でどこに雨量計があるのかなということで調べさせていただいたときに、前沢地域のほうでは雨量計がないということが分かりました。それで、大体奥州市にどのくらい降るというのは、アメダスとか気象庁の情報とか、そういうことである程度分かるんだと思いますけれども、実際にどのぐらい降ったというようなことの言質を取るためには、雨量計の設置も必要ではないかというふうに思いますけれども、前沢にないというところで、どのようにお考えになっているのか、当市の考えを伺いたいというふうに思います。 それと、この予算とは関係ないんですけれども、災害がいつ起こるか分からない状況になっておりまして、当市で問題になっておりました災害備蓄品の状況についてお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 渡辺都市整備部長。 ◎都市整備部長(渡辺恭志君) 第1点目の同じ場所が冠水したり、あるいは被災したりというような被害を受ける、その根本的な対策はという点でございますが、例えば真っ先に冠水して毎回被害を受けるのは、前沢の福養線という、白鳥舘の遺跡へ向かう鉄道沿いの道路の区間なんですが、根本的な対策をと言われると、道路をかさ上げするしかないということになろうかと思います。 ただ、これもかなり前から同じような被害を受けている、あるいは根本的な対策とすればかさ上げだというようなことを言われ、あるいは合併前にはそういうことも一時計画に上がったようなことがありましたが、やはり事業費的なことがネックになって、なかなか実現してきていないというような状況であります。 それから、例えば舗装されていない砂利道、山間地ですと急勾配です。強い雨が降ると、その勾配に乗って勢いよく流れる、砂利を洗堀するというような被害が今回もありました。あるいはこれまでも大雨のたびに繰り返して被害を受けてきました。 これらの根本的な対策ということになると舗装をする、あるいは舗装に併せて路面排水なりを排除するような側溝までを整備するというような必要があります。 この舗装あるいはその排水、側溝の整備等も地区要望も含めてかなり多くの要望が各地域から寄せられています。特に、今回被害が大きかった江刺地域からの要望が多いような状況です。これも根本的な対策をと言われれば、どうすればいいかというところまでは分かっておるわけですけれども、そこに伴う事業費、費用をなかなか工面できずに、砂利道のまま復旧せざるを得ないというような状況を繰り返している状況です。 これらの舗装に関しては道路整備計画にも位置づけて、少しずつではありますが対応しておりますが、今後、全部の道路を舗装するというのも、なかなか時間のかかる問題だというふうに考えております。 それから、前沢地域に雨量計がないということですけれども、議員ご指摘のとおり、アメダス等あるいは県・国で観測している地点、奥州市内に何か所もあります。 前沢地域に仮になくとも、どの程度の雨がその既存の観測地点で降ったかというので、おおむねのその雨量の範囲を特定できます。現に、今回の大雨での補助災害になる区域についても、既存の観測地地点での雨量から、同じ量の雨が降ったであろうところを推定して、補助区域を設定するというような流れで行っておりますので、補助事業等の執行の上で特に何がしかの支障が出ているというような状況ではありません。 将来的な課題とすれば、もしそういう支障が生じるようであれば、雨量計の設置をも考えなければならないのではないかというふうに考えているところです。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 門脇危機管理課長。 ◎危機管理課長(門脇純君) 3点目の備蓄の状況についてお答えいたします。 避難所等への備蓄品につきましては、大きく4つの分類をしてございまして、まずは防災備品、それから新型コロナウイルス対策の備品、それから生活必需品、それから食料及び水ということでございます。 これらの備蓄状況につきまして、まず防災備品につきましては、懐中電灯や発電機、投光器などを各地区センターに備え付けて、既に設置してございます。 それから、感染症対策のものにつきましては、マスクや消毒液、それから非接触型の体温計などでございますが、これも既に購入を終え、取りあえず、今1か所の市の建物に保管してございますけれども、近々各地区センターへ配備するという予定でございます。 それから生活必需品です。毛布やマット、パーティション、段ボールベッドなど、あとは携帯トイレとかになります。これらも毛布等につきましても既に避難所へ配置しておりますけれども、さらに枚数が不足してございますので、今年度も新たに850枚ほど購入しまして、近く各避難所へ配備することとしてございます。 段ボールベッドやパーティションにつきましても、今年度は160組購入ということで、業者さんから9月末の納品ということでの契約をしてございますけれども、業者さんにご努力いただきまして、ほぼ半分は既に納品になってございまして、残りも近々納品いただける予定となってございます。 それから最後の食料、水ですが、これもちょっと課題でございますが、備蓄品というものにつきましては、ご飯とかパン、汁物等についての備蓄は実のところゼロでございます。何といいますか、ビスケットみたいなクッキーみたいなそういったものが若干はございますけれども、そんな大した量を備蓄しているわけではございません。 現在、食料の備蓄というよりも、災害時の応援協定を結んでいる業者さんからの流通備蓄ということで、いざというときに納品していただくということに頼っているという状況ですが、計画的に、やはり大雨とかの災害だけじゃなくて、地震とかの長期の災害にも備えるためには、やはり一定程度の備蓄は必要と考えてございますので、計画的な備蓄に努めてまいりたいと考えてございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 道路の関係ですけれども、同じようなところが被害に遭われるということで、ある程度整備計画の中にも盛り込みながら整備を行っていただいているようではありますけれども、大きく費用がかかるようなところはなかなかできないということだというふうに思いますが、やはり毎回同じような被害に遭われているというところは大変お気の毒だというふうに思いますし、市民にも不便を来すということになりますので、何らかのときにそういうところをピックアップして整備に当たるということも必要なのではないかというふうに思いますので、もう一度お伺いをいたします。 あと、雨量計ですけれども、たしかに今のところ問題がないから何十年もなかったんだというふうに思います。前沢町時代どうだったのかなというふうに思いますけれども、でも広い奥州市でございます。ゲリラ豪雨で、本当にその地域だけに大量の雨が降るというような事例も出てきておりますので、今後に備えて設置をしておくということは必要かというふうに思いますので、もう一度お伺いをします。 あと、備蓄品ですけれども、食料に関しまして、ちょっと流通備蓄ということでございましたので、なかなか、大規模な災害になったときには、その協定を結んでいるところにも被害が及んだ場合、食料が届かないということもございますので、ある程度の備蓄は個人個人が各家庭でしっかり行っていくということがまず基本だというふうに思います。 避難所に行っていただくときに、とにかく命を守っていただくということが一番ですので、そういう場合には何も持たずに来ていただくということが一番ですけれども、台風とかのときは、今も気象庁のほうでも、また国土交通省のほうでも発表しておりますけれども、事前に避難をすると。そのときにはしっかり食料を持ってきていただく。また、その自分の必要なものは持ってきていただくということを市民にしっかり徹底していって、6月の広報でも周知はしていただいておりますけれども、さらなる周知が必要ではないかというふうに思いますので。 あと、例えばお子さんのミルクであるとかおむつの関係ですけれども、保育園、保育所では必ず持っていますので、そういう連携も深めながら、また液体ミルク等もしっかりと備蓄をして、これはできるはずですので、保育所、認定こども園等と連携しながら、そういう備蓄も考えていくということが必要かというふうに思いますので、お伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 渡辺都市整備部長。 ◎都市整備部長(渡辺恭志君) まず、同じ箇所が被災を受けるのを何とかその対応をというような点でございますが、次期の道路整備計画、令和4年からの5年間の道路整備計画を来年度策定する予定になっております。これに先立って、これまでの整備の進捗状況、あるいは各地域からの要望の状況などを踏まえて進捗状況の説明、あるいは今後の取扱い等の意見交換を、各地区センターを回って、振興会のほうからとの意見交換を予定しております。 その中でも、ご指摘いただいたような災害を受けやすい地点なりの道路整備についても、それぞれの地域の皆さんと意見交換をしながら、次の道路整備計画なりの策定の参考にさせていただきたいというふうに考えております。 それから、雨量計ですけれども、気象台が設置したアメダス、それから国の施設、国交省等の施設で観測している地点、あるいは県の施設で観測している地点、奥州市全体の配置なりをもう一度確認した上で、前沢地域だけがその空白になっているのか、市内全体でどうあるべきなのかというような点を含めて、もう一度検討しながら、今後の雨量計の必要性なりを検討していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野寺市民環境部長。 ◎市民環境部長(小野寺和夫君) 議員のご指摘にありましたとおり、こういう言葉は使いたくございませんが、これから台風のシーズンという形で、皆さん捉えていらっしゃるかと思います。 昨日の一般質問でも答弁いたしましたとおり、避難する際には個人でも、例えばこういった大雨に関しましては、ある程度時間の余裕がある場合もございますので、そういった身の回りの品を確認いたしますとともに、そういった最低限の食料等もご自身で準備いただければ幸いでございますし、一旦広報では周知はいたしておりますけれども、さらなるこれからの、例えば自主防災知識の説明会、講習会等の開催を予定してございますので、その辺改めまして説明をしてまいりたいと思ってございます。 また、備蓄品の特に食料、水につきましても、ご指摘がございましたとおり、そういった必要なものにつきましては関係団体、関係機関と協議をいたしまして、リストアップをしながら計画的に備蓄を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 22番菅原明議員。 ◆22番(菅原明君) 22番菅原です。 今度の災害で非常に被害を受けたのは、江刺地域とか前沢地域のほうが非常に大きな被害があったわけなんですけれども、農林水産部門と公共部門、分かれての今回の災害に対しての費用が出るわけなんですけれども、この災害の復旧状況は、軽微な災害から大きな災害まであったわけなんですけれども、その復旧状況はどうなのか、長くかかるものは1年以上かかるものもあるのか、いずれ早めに復旧していただいと、そういう思いでお聞きしますけれども、その辺についてお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、公共土木災害、施設の復旧状況についてお答えいたします。 今回、7月の豪雨で58件被災しております。その中で、補助災は2件で、これにつきましては査定がまだですので、これからの復旧となります。 そのほかにつきましては単独事業ということで、一番多かった砂利道の洗堀とかそういうものにつきましては70%ほど復旧しております。58か所以外にも直営工事で砂利道の補修等、今現在やっておりまして、それを含めて70%ほどの復旧となっております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 私のほうから農林災害について申し上げたいと思います。 農林災害につきましては、林道災害が20件、あと農地、農業用施設災害は49件ございました。 それで、林道のほうにつきましては、ほとんどが砂利道の洗堀でありましたので、これについては早急に修理したいというふうに考えてございます。 あと、農業用施設災害のうち、補助災害が4件ございますので、こちらのほうは9月末に査定があるというようなお話を聞いておりますので、そちらのほうを受けて、内容について検討してまいりたいというふうに考えておりますし、あと農地につきましては、まだ現在農地、耕作中でございますので、支障のないような形で対応をいただいた上に、稲刈りも秋以降の作業にはなると思いますけれども、支障のない時期に作業に入ってまいりたいというふうに思っておりますし、水路につきましては、随時内容を確認した上で、早急な対応を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 22番菅原明議員。 ◆22番(菅原明君) あと、道路の関係で、市民が通勤の関係で遠回りになって通勤しなければならないとか、学校の通学路といいますか、学校へのスクールバスなり、個人で子供さんたちを連れていくためにも、非常に何か影響があったのかないのか、その辺についてだけお伺いしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) 道路の通行止めということになると思います。それで、今回の災害で、市道が2か所通行止めになっておりました。1か所は江刺の伊手の新田線、これはのり面が崩れまして、その土砂のために通行止めにしておりましたけれども、昨日仮復旧いたしまして、その箇所につきましては通行できるようになりました。あともう1か所ですけれども、もう1か所は水沢の黒石になるんですけれども、橋が北上川のバックウオーターによって橋面が浮いてしまったということで、橋を通行止めにしております。これにつきましても、今月業者に発注しておりますので、農作業の前には復旧できるものと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 1点、お伺いをいたします。 補正予算の10号に載っていないものですから、ここであえてお聞きしますが、まずは、専決の部分では1億1,600万円ほど専決をして、早急な復旧に当たっていただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。 実は、私、玉里なものですから、米里地区にかなりの雨が降って玉里のほうに随分流れ込んで、いわゆる人首川ですが、そこに来たんですが、今の復旧状況については分かりました。それで、農地とか林道とか、あるいはこれからまだ出てくる可能性が実はあるのではないかなと思っております。その対応について、どういう対応をするのかということをお聞きしたいと思います。 補助災については数件ですから、そのぐらいの大きいのはないと思いますが、ぽつぽつと出てくると思います。私もお二方から相談を受けまして現場に行ってみましたが、なかなか、こんなところ崩れるんだなというところがありましたので、農地、いわゆる牧草地に行ったらば、落ちていたのが分かったというようなのがこれから出てくると思いますので、その対応についてどうなのかお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 7月の災害につきましては、こちらでいろいろとご報告をいただいて、そして現地のほうを確認させていただいて、内容について一旦取りまとめてはございますけれども、中にはまだ見落としている部分などもあるかもしれませんし、今後話が出てくることもあるかもしれません。あと、これから台風シーズンになりますので、今後災害等も発生し得るかもしれませんので、その辺につきましては、現地を確認しながら災害の対応について進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 今後の対応は、そのとおりでいいですが、今回の28日でしたかの雨でまた気づかないところがあったときに、受付をして対応しますかということをお聞きしたのでした。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) そういった箇所がありましたらば、その辺は現地を確認した上で、対応させていただきたいというふうに考えております。 ◆28番(佐藤郁夫君) はい、了解。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、議案第2号、奥州市国民宿舎等事業の廃止のための関係条例の整備に関する条例の制定について議題といたします。 ここで市長より発言の機会を求められておりますので、これを許可します。 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) ただいま議案となっております議案2号、奥州市国民宿舎等事業の廃止のための関係条例の整備に関する条例の制定について及び議案第8号の補正予算に関連して、奥州市国民宿舎等事業の廃止に伴う清算処理について、衣川総合支所長から追加のご説明をいたさせたく考えております。何とぞご了承のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋衣川総合支所長。 ◎衣川総合支所長(高橋寿幸君) それでは、ただいまから奥州市国民宿舎等事業の廃止に伴う清算処理について、その概要を説明させていただきます。 資料に沿ってご説明いたします。 これまで地方公営企業法を適用し、国民宿舎等事業衣川荘を運営してまいりましたけれども、今回の事業廃止に係る条例及び一般会計補正予算によりまして、次の手順で清算処理を行ってまいりたいと考えております。 順番に従いましてご説明いたします。 まず、1番目といたしましては、事業の廃止条例及び今回併せて上程させていただいております一般会計補正予算についてでございます。 根拠法令といたしましては、地方公営企業法第2条第3項及び同法施行令第6条第5ほかでございます。 内容といたしましては、一時借入金は、一時借入金返還金としまして一般会計歳出予算に計上しております。これが5,047万円7,000円でございます。 2つ目としましては、未収金または未払金も一般会計歳入または歳出予算に計上しております。未収金については72万5,000円、未払金については501万6,000円でございます。 なお、米印のところでございますが、事業廃止後、民間譲渡までの施設の維持管理費用といたしまして3,098万3,000円も併せて一般会計補正予算に計上しております。 続いて、2番目でございます。 2番目としましては、事業廃止条例及び一般会計補正予算の議決をいただくということでございます。 その後でございますが、議決後につきましては3の事務引継に移ってまいります。 根拠法令といたしましては、地方公営企業法施行令の第7条でございます。 内容といたしましては、事務の引継ぎは市長、会計管理者との間で、法適用の廃止の日から10日以内に行うこととなっておりますが、今回は、一時借入金の返済を一般会計に引き継いだ後に行いますので、引継日を令和2年9月30日といたします。 引継ぎの内容でございますが、まず、書類、帳簿及び財産目録を調製しまして、処分未了などの事項について引継ぎを行います。また、出納事務は現金、書類、帳簿その他の目録により引継ぎたいと考えております。 以上について、引継書などにより引継ぎを行います。 続いて、引継ぎの後ですが、4の決算の調整から議会の認定というところになります。 こちらも根拠法令といたしましては、地方公営企業法第30条第1項ほか、同法施行令第6条によりまして、事業廃止後二月以内、11月30日までに決算額を確定しまして、決算を調整し、これを監査委員の審査に付すことになります。 また、審査を経た決算を議会の認定に付すということです。議会については、来年、令和3年第1回市議会定例会を予定してございます。 これが市の内部での手続でございます。 これのほかに国への報告がございます。 こちらについては、法令としましては、地方公益企業法の施行令第28条ほかでございますが、3点ほどございます。 まず、法適用の廃止につきましては、事業条例の廃止後、都道府県知事を経由しまして総務大臣に報告いたします。また、今回の令和元年度の決算で、経営健全化計画策定についての事項がございますが、今回、事業廃止ということになれば、その不用の報告を併せて理由を付して公表するとともに、総務大臣宛てに報告することになっております。 その他、消費税の課税事業者の事業廃止届などがございます。 ただいま説明した手順によりまして、衣川荘の国民宿舎等事業の清算処理を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、この条例ですけれども、この条例が可決になりますと、衣川荘に関する民間譲渡のお話がどんどん進んでいくわけでござますけれども、今もご説明ありましたが、9月30日に引き継ぐということで、これは今プロポーザルで決定を、7月22日に決定いたしました優先交渉権者へ仮に引継ぐということになるのでしょうか。といいますのは、本来、当初の予定ですと、9月に譲渡に関する条例が出される予定でありましたけれども、これが12月に延びるというとこになっておりまして、そこまでは正式な形ではないということになると思いますので、このスケジュールをもう一度確認をさせていただきたいというふうに思います。 7月22日に優先交渉権者が決定をいたしておりますけれども、これ発表になっておりますでしょうか。本来プロポーザルの公募が終わりますと、優先交渉権者はこの方です、次の方はこの方です、点数は何点でしたということで、本来公表すべきだというふうに思いますけれども、この点、どうなっているのかお伺いをしたいというふうに思います。 それから、プロポーザルの条件といいますか、新聞報道にも載っておりましたけれども、建物が7件、9,362.31平方メートル、土地が2万383.26平方メートルということで、これを民間に譲渡するということの決定になったということでよろしいのでしょうか。お伺いをします。 その際に、プロポーザルの中で条件が付されているというふうに思います。議会にも、5月28日議員説明会が行われておりまして、マスコミを入れない形での議員説明会でありました。そのときに条件といたしまして、現状有姿のままで民間のほうに引き渡すということで私たちも説明を受けておりますけれども、このことがプロポーザルの条件に入っているのかどうか、確認をさせていただきたいというふうに思います。 各議員の皆様のほうに、フォルダに公募のプロポーザルの要綱が入っていると思いますので、確認をしていただければというふうに思いますけれども、現状有姿で譲渡するというところに関しまして、どうなっているのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課主幹。 ◎商業観光課主幹(及川和徳君) それでは3点ご質問をいただきました。 まず、1点目のスケジュールでございます。これにつきましては、本来であれば、この衣川荘関係の条例の廃止、そしてその引継ぎ、清算に係る予算、それと譲渡先を定めて、今度この方にお譲りをしますということで一体的にご提案をすべきものでございます。 当初、その予定で進めておりました。8月に譲渡先と仮契約を結んで、今議会にご提案するということで進めてきたところですけれども、7月22日のその優先交渉者の決定から交渉を進めておりますが、いまだ合意に達しない、もう少し時間がかかるという状況でございます。 一方、その衣川荘の経営につきましては、現在、市に負担をお願いをいたしまして、補助金を交付するなどして経営を続けておりますけれども、これ以上の市に負担を求めることは限界と考えまして、一旦ここで、9月末のところで衣川荘の経営としては休業するということの決定をまずいただきたいということでございます。 それに併せまして、一般会計の引き継ぐ債権債務について、今回の補正予算でお願いをしているところでございます。 これによりまして衣川荘が休業をして、その次にどうなるのかというところになってまいります。衣川荘につきましては、現在の優先交渉権者は、来年4月1日のオープンを目指しているということでございます。その間は、一般会計のほうで維持をするということになりますし、それからその後、譲渡のそのものの契約につきましては、今後、交渉進めていきながら、12月議会までにはご提案をしたいということで考えているところでございます。 それから、2点目の優先交渉者の発表でございますが、これにつきましては、通常であれば、大体決定後すぐに公表ということになっているんですけれども、今回のプロポーザルにつきましては、ある程度交渉が必要であろうと、その条件からそのまますぐにすっと決定するということに若干時間がかかるのではないかなと。あるいは万が一、その交渉が不成立だった場合に、優先交渉者に対して不利益が生じる場合もあるのかなというようなことも考えまして、優先交渉者を決定した時点では、まず交渉を行ってということで、その時点では発表していないというところでございます。 そして、3番目の物件でございますけれども、土地、建物につきましては、ご案内のとおりの土地、建物ということで、これを現状有姿で一括してお譲りをしたいということで、条件にさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、当初の予定より交渉が遅れているというか、引継ぎが遅れているようでありますけれども、その遅れている理由は何なのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課主幹。 ◎商業観光課主幹(及川和徳君) 交渉が時間を要している理由ということでございますけれども、現在、その交渉の焦点となっているところが、現在の建物の状況でございます。 議員説明会の際にもお話しいたしましたが、相当、建物が老朽化が進んでいるということで、その部分で、現状有姿となっているけれども、それについて協議をしたい、取扱いを協議したいということで、現在の優先交渉者からは提案を受けているところです。 もちろん、市の立場といたしましては、公募の条件が大原則でございます。現状有姿でお譲りをしたいということが大原則でございます。それだとなかなか、優先交渉権者としても、近い将来大きな修繕が生じるのはもう見えていると、それをもし行うとすれば、なかなか経営が厳しいものがあるというようなことでお話をいただいているところでございます。 今回のプロポーザルのやり方ですけれども、これにつきましては、いろいろな提案をいただいて、その事業者の企画力であるとか営業力、そしていわゆる力量、これを勘案して事業者の選定をするということで優先交渉権者として定めているということになります。これをもとに相手と交渉して、最終的な契約の条件を詰めるということになります。 実際の契約に至るまで、全く変更が許されないというものではないだろうというふうに思っております。市長の裁量によりまして、一部条件を変えるようなことはあり得るのかなというふうに思っておりますが、ただ、それについてはやはり議会にお認めいただいて、そして市民の皆様にもご理解をいただけるものでなければならないというふうに考えているところでございます。 それについてまだ市の立場と相手方と合意に至っていないというところでございます。いま少し、お時間をいただきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 プロポーザルの公募の要項、それをきちっと守らなければならないのではないかと思います。現状有姿のままお渡しをしますよということで、5社がプロポーザルに臨んでいただいております。優先交渉権者が決まった後で、老朽化が進んでいるとか、それはもう最初に分かっていますよね、現状確認していただいておりますよね。老朽化が進んでいる、そうすると経営が成り立たない。公募のところから条件から大きく変わってくるんではないかと思います。 現状のまま引き受けていただけないのであれば、次点の方に交渉を変えるとかということも可能ではないかと。プロポーザルに応募していただいている業者の皆様は、現状有姿のまま、公募要項のままを条件として、引き受けていただくということが条件ですし、議会にも当初はそのような説明であったわけです。 ところが、8月18日の議員説明会、これはマスコミは入れておりませんけれども、公募の優先権者の方も発表はできない、老朽化が進んでいて、優先交渉権者が求める修繕箇所や費用、必要性の整理を行っているというご説明でした。これだとプロポーザルを何のためにやったのか分からなくなります。奥州市の信頼を損ないかねません、こういうことであれば。 皆さんが同一で、現状有姿のまま引き受けて、どう経営をされるかということの審査だったのではないでしょうか。 例えば、8月18日の説明の中には、2号館、3号館も入っているけれど、活用しないので要りませんとか、当初は全部引き受けていただくということではなかったのでしょうか。市のほうも、除外はやむを得ないと。2号館、3号館です。そういう判断をされております。 たしかに活用しないので除外ですよと言われても、やはり守っていかなければいけないのはプロポーザルのときに付した条件です。これをしっかり守らないと、後の交渉で、ここ直してください、ここはこうしてくださいというふうに言われて、はい分かりましたというわけにはいかないのではないかと。 市のほうが、5年間はこの事業をやってくださいと。その5年間耐え得るために施設を改修しますということになれば、そのことを最初に、公募のときに条件に付さなければ公平性、平等性が保てないと思いますけれども、いかがでしょうか。 すみません。3回になるのですけれども。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) プロポーザルの要項を守るべきというのは、まさにそのとおりでございます。 ただ、プロポーザルをした優先交渉権者、第2件目、第3件目ありましたけれども、2号館、3号館全部そのまま引き受けるという企業さんはやはりどこもありませんでした。 そういった中で、私たちは、まずは衣川荘を存続させたいと、そのためにどうするかと、それからこの建物をこのままどこも引受けがなければそれで辞めてという部分もあるんですけれども、そういったことで、まずは存続させる形での交渉を続けたいと。当然、向こうの言い分はいろいろございます。相手側の交渉権者の方は改修工事など言い分はありますけれども、それを全部引き受けるというわけではなくて、地域の方々、市民の方々に合意が得られる形での交渉を今やっている最中でございます。 その交渉の結果いかんによっては、もしかすると、また振出しに戻るということがあるのかもしれません。ただ、まずは、今は私たちは、遅れている理由としては、市民の合意が得られるような形で施設を存続できる形を何とか模索しようという形での交渉を続けているという状況にあるということをご理解いただきたいと思います。 いずれにしても、昨日の一般質問の答弁でもありましたけれども、この衣川荘を基本的には存続させる形で頑張っていくという形の方針の下で、今、鋭意協議しているという状況にあるということでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) 1番小野優です。 ただいまの部長の答弁の中に、交渉が終わる可能性が、今、含まれているようにちょっとお聞き取りしたんですけれども、市民合意や議会の理解が得られなければというところだったと思います。そこで、スケジュールをもう一度確認させていただきたいんですけれども、次の議会に譲渡のことが可決されて、そこが仮に否決となった場合、そこから次点の業者に交渉が移るのか、それをもって民間譲渡の動きを止めるということになるのか確認させてください。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) まずは、何とかこの合意を得られる形での交渉進めてまいりたいというのが第一でございますが、もしもそれがかなわなかった場合というでございますけれども、そういった場合には、どういった形であれば本当に受けられるかということの条件設定も含めた中で、その公募の仕方、または第2に移るか、そういった話も含めて検討はさせていただきたいというように思っています。 いずれ、継続させる形での検討を進めていくということで考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) もちろん、行政当局が衣川の地域の方々に譲渡をまず目指しますという約束をして、それを議会も承認したというところで、4月の臨時会での補助を認めるという流れになってきているわけですけれども、そのときに、いつまでの交渉期間というところが、特に議論にはなかったんですが、ただ最低限今年度をもって廃止、それから来年度4月1日以降というところでしたが、やはりどこかのタイミングで、諦めると言っては衣川地域の方々にちょっと失礼に当たるのかもしれませんが、どこかの段階では必ずそれを判断するという条件が求められると思います。それこそ市民合意があったり、議会の理解があったりというところで。 それで、もしスケジュールを少しでもスムーズにといった場合、次の議会で譲渡に係る議案が出されるもっと前の段階で、逐一、そこはやはり議会に対して、もしくは市民に対して随時経過報告をしていくというところが求められるのではないかと思いますが、その点お伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) この件に関しましては、4月の臨時会において、何とか営業している形で補正をお認めいただくという形で、9月末までという条件をもって議会のご承認をいただいたところでございます。そして、本来であればそのとき、思いとしては何とか継続して10月からという形でできればいいのにという形での募集を行ったところでございます。 ただ、結果的には、審査委員会等を付してやったところ、4月1日にオープンするというところが優先交渉権者になったわけでございます。それを求めて、今何とかその条件を合意させたいということで今頑張っているわけでございますけれども、仮にこれがなかなか難しいという話になれば、例えば、仮にこれからまた新しいところを公募するとしても、また3か月遅れという形になっていくと。当然、今回の補正予算で要求しておりますのは、4月1日の譲渡までにかかる建物の維持費というのも当然かかるわけでございます。 議員おっしゃるように、建物は管理しなくなれば恐らく朽ちやすくなるのはそのとおりでございますので、何とかそこの継続を延ばすというまたお話も出てくるのかもしれません。ただ、今の段階では、いずれ4月1日のオープンを目指してやっていくという形でございますし、もしそれがかなわない状況になるとすれば、またはその状況がどういうふうな形かで具体化してきた場合には、当然、議会のほうにご説明申し上げなきゃいけないと思いますし、当然、それが合意できた場合には、住民の方々にもオープンにその情報をお伝えできるような形になるというふうに考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) ぜひ逐一説明していただきたいと思います。 それから、地域の住民の方々に説明という場合に、やはりこれまでも多大なる奥州市全体からのお金を投入しているわけですから、衣川地域の方々だけに説明ではなく、奥州市内の市民全員にきちんと説明をするということが必要だと思われますので、その点のお考えをお聞きして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) おっしゃるとおりだと思います。 多額の費用をかけて、このことは行っておりますので、そういったことを考え合わせて、市民のご理解が得られるような説明会を実施するような形で持っていきたいと思います。 ありがとうございます。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで、昼食のため、午後1時10分まで休憩いたします。     午後0時8分 休憩-----------------------------------     午後1時10分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 午前に引き続き議案第2号の質疑を行います。 17番高橋政一議員。 ◆17番(高橋政一君) 17番高橋です。 この件について今まで何人かから質問出ていますけれども、私が思うには、まずこの問題で一番訳が分からないというか、はっきりしたいというのが、これまでの経過だというふうに思います。私も、例えば2号それから10号補正について、例えば委員会付託、そういう形を取るにしても、中身にすれば合わないなというふうに思いますので、地域への説明それから市民説明の、やるという話が出ていましたけれども、その前に私たち議員に対してきちっと説明をしていただきたいというふうに思います。その機会をできるだけ早く取っていただくと、議会終了後でもいいですので、それが、はっきりさせていただきたいなと思いますが、その答弁をお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 過日、説明会ということで、議員向けに説明をしたところでありますけれども、あれ自体も経過の報告ということでございまして、我々とすれば、何か都合の悪いことを隠して物事を進めているということではなく、つまびらかにできるような状況にまだ至っていないというようなこととして、過日説明したような状況の部分までお話をしたということであります。 基本的に、17番議員がおっしゃっていることについては積極的に応じたいというふうに思っております。プロセスの範囲でよろしいということであったにしても、説明をし、そして問題点をつまびらかにしていくということは大切なことだと思いますので、この部分については我々も求めに応じてということではなく、より積極的に情報発信はしていきたいということとして考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 17番高橋政一議員。 ◆17番(高橋政一君) ありがとうございます。 それで、第一交渉権者の方とこういう点で全部合意してからということではなくて、こういうふうな状況が考えられますよということでなければ、なかなか早くはならないと思いますので、ぜひその辺もできるだけ具体的にお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 基本的には、休憩前に19番議員からご指摘あったような点も含めてですけれども、決して我々はルールを無視して進めているということではなく、例えば表現にしても、第一あるいは優先交渉権者を決定させていただいた。そして、どういうふうな内容で事業を継承していただけるのかというふうな部分が決まった時点で、12月議会にしっかりお諮りできるように提案をしたいということを準備しておりましたので、決して今までのプロセスに大きな、何か秘匿しなければならない間違いとか、そういうふうなものがあったということではございません。 今、17番議員がおっしゃられたように、途中経過でもいいから、どういうことで悩んでいて、どういうふうになりそうなのか、どうしたいと思っているのか、相手方はどうなのかということも含めて、これはつまびらかにご報告をいたしたいというふうに考えております。 今時点で、公の場でありますからあえて言いますけれども、第一、優先交渉権者と今、最大のせめぎ合いをしているということは、先方が将来にわたって衣川荘を今よりもいい事業経営をするために必要とされるもの、その意味で言えば、相手方は本当に真剣に対応していただいているわけでありますけれども、そのために彼らとして必要とされる条件を市のほうに求めていると。市はその求められた条件が果たして公的な機関が奥州市として適正な対応なのか、あるいは、できることとできないことありますけれども、そういうふうな部分について今、真剣に交渉しているということであります。 ですから、ある意味ではその部分のところで合意になれば次に進むわけでありますし、合意を得られないということになれば、次の策を考えなければならないというような状況も含めて、今その前段のところまでは来ているということについては、ご理解をいただければというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 4番高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) 4番高橋晋です。 今の政一議員のとおり説明を求めるのは、そのとおりお願いしたいと思いますが、今日の段階で、もうちょっと聞かせていただきたいと思います。 まず、その優先交渉権者と現在交渉中とのことですけれども、交渉が決裂、断念するというラインは決めて交渉しているんでしょうか。また、その場合というか、次点のところと交渉する気持ちはあるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 今日お諮りしている議案に極めて関連性が高いので、質問としては、ある質問だなというふうに思ってお聞きをいたしましたけれども、我々のほうで予定で示しているのは、12月議会にお諮りをするように、今、進めているということは再三お話ししておりますよね。 ですから、優先交渉権者と話をまとめる期限は、12月議会に正式議案でお諮りできるという期間となれば、11月の後半から下旬にかけてまとめ上げられなければ、12月議会の提案には間に合わないということですから、タイムが時間切れになってしまうということでありますので、ここのところはしっかりそれまでにまとめ上げるように努力をしていきたいということであります。 前段、少し口幅ったいような物言いをしたことについては、こういう事情からであります。 今お諮りしているこの議案でございますけれども、これは、衣川荘の経営がこれ以上立ち行かないという状況が明らかになっているということでございます。指定金融機関からの一時借入れもございますし、今の時点で、正式に企業会計と言えばいいんでしょうか、から一般会計に引継ぎをして、今の経営状況で、お借りしているものとか清算しなければならない分は、衣川荘の会計ではなくて一般会計で整理清算をさせていただきたい。そのために、この条例変更と補正をお願いしているということでございまして、結果的には前段の部分としては極めて大きなポイントになるわけでありますけれども、そのことと、今、現に進められている優先交渉権者との話が、協議がまとまる、まとまらない、あるいは何か新しい案が出るかというふうな部分のところについては、第2段階として12月議会にお諮りすべく鋭意交渉中であるということでございますので、でき得れば今議会に提出した部分につきましては、これが長引き、そして、その清算業務が先送りになるとすれば、延滞であるとか、経営上に発生する赤字というふうなものが日増しに大きくなってしまうというふうな現実が今あるということについては、ぜひご理解をいただきたいというふうに思うところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 4番高橋議員。 ◆4番(高橋晋君) 今、市長がお話ししたことは当然分かった上でご質問していますけれども、とにかく、どこまで負担が生じるのか、市税を投ずるような形での負担が生じるのかがあまりにも不明なため、現時点でいろいろ指摘しておかないと今後の進め方に支障があるなというふうに考えますので、質問させていただきました。 また、もし今回の交渉が不調に終わったと想定されたときには、さらにどのくらいぐらいの負担が生じるのか、想定されているのであれば、お答えいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 最悪の場合のお話をさせていただきます。 今、優先交渉権者との交渉が決裂してお引き受けいただけなくなったと、そして、次にまた別の相手を探すといういとまもないというふうなことを仮定したという話をすれば、いずれ衣川荘は経営が立ち行かなくて、本議案がご議決をいただいたということになれば、あとは、どういうふうに廃止をするかということに、どういうふうに後始末をするかということになります。2号館、3号館も含めた形、今回は2号館、3号館含めない形でお話をしますと、本館、新館の解体費用で約、ざっくりとした見積りですけれども3億5,000万円の解体費用がかかるというふうに見込まれております。 今議案で成立したということを前提とすれば、3月31日まで、12月議会で少し人件費の分の補正がさらにあるかもしれませんけれども、経営終結したということを前提として考えれば、その後における奥州市の費用負担、1回に出るかどうかはまた別でございますけれども、本館、新館を解体するというふうな部分で3億5,000万円の費用を、いずれ市は、いずれかの場面でお支払いをしなければならないということになるわけでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 16番飯坂一也議員。 ◆16番(飯坂一也君) 今までと少し重なるかもしれませんが、確認という意味もあって質問します。 スケジュールの面なんですけれども、今回、廃止条例、そしてその後清算業務になって、12月に譲渡条例が議論になって、その後これが成立したときに改装工事に入るという流れでいいのかというふうに受け止めていて、そうなったときに4月1日のオープンというものが現実的にどうなのだろうかということも思いますし、そうした場合にこうやって延びたときには、さらに、先ほどもどこまで税負担がかかるのかというのがありましたけれども、こういった税負担についても非常に、施設の維持管理料、人件費、こういったところも非常に、後から出てくるような印象を持ちますが、そういった点、重なるかもしれませんが、もう一回質問します。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 詳しい部分はあとは、私の補足があれば担当のほうからありますけれども、基本的には、12月議会に譲渡関連の議案を提出する上において、これで全部ですと、要するに、追加でこういうふうなものがかかりますということがないような形で、これは分かりやすさという意味も含めて、そこはしっかりと、そのような形でのお諮りをしたいと。 また、17番議員からお話をいただいておりますけれども、そのプロセスも含めてしっかりと説明をしてほしいということもお話をいただいておりますので、そこは議員各位が不明な点がクリアできるような状況、議員の皆様にご説明を申し上げるということは、翻って言えば、市民説明の第一歩ということでもありますので、そういうふうな形で、飯坂議員がご懸念されるような部分については全てクリアした時点で12月議会を臨めるように、今、努力をしているということでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 16番飯坂一也議員。 ◆16番(飯坂一也君) そのプロセスの説明という点では、今までの話合いの内容、17番議員と重なる部分がありますが、議事録のような形で出してもらったほうが分かりやすいのではないかと。 あと、プロポーザルにおいても、公表ですね、業者さんの公表、こういったこともして、そして議事録で内容を教えてもらったほうがいいなと、このようにも思います。そしてまた、現状有姿で、譲渡から随分離れてきているなという印象をどうしても持つので、そのあたりもう一回、何回も重なりますが、もう一回教えてもらえればなと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) 業者さんの公表でございますけれども、今回のプロポーザルにつきましては、譲渡の候補者を決めるという段階でございまして、候補者の方が改めて契約すると、契約相手が決まったという段階での公表をするということで考えて行ってきたものでございます。 それから、先ほど市長のほうで申しましたように、議員さん方への説明については、その状況が変わったごとに説明をして、今の詳しい状況、こういう状況で相手方が言われていますよと、こちらのほうではこう考えますというような話は、ぜひさせていただきたいと思います。 それから、先ほどありましたスケジュールの部分だったんですけれども、改築工事とか言いましたが、候補者の方の考え方としては、一回に全部工事を行うんじゃなくて、例えば入り口のフロントの部分をまず直すということで、あるいはその部分だけ2回ぐらい工事してそこから段階的にやっていくというような形で行っていますので、12月に譲渡議案が議決され、そして2月に相手側に建物を譲り渡して、その段階で、その程度の工事をやりながら4月1日のオープンにはこぎ着けるという形での交渉を進めているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第3号、奥州市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回、個人番号の通知カードが廃止になるわけですけれども、マイナンバーカードへの移行の状況につきまして、当市の状況をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤市民課長。 ◎市民課長兼総合相談室長兼マイナンバーカード推進室長(佐藤弘美君) それでは、当市のマイナンバーカードへの移行の状況ということでございましたので、7月末時点での交付枚数でございますが、1万7,620人、15.3%の交付状況となっております。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 個人番号の通知カードが5月25日に廃止をされたわけでありまして、この通知カードをなくしましたよとか、この通知カードがなくてもマイナンバーカードへは移行できるわけですけれども、その手続がちょっと分かりづらいところもあるので、改めてご説明いただければというふうに思います。 今、マイナンバーカードへの移行をされた枚数、お聞きしましたけれども、その状況は県内でも高いほうだというふうに思いますけれども、ご所見を伺って終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤市民課長。 ◎市民課長兼総合相談室長兼マイナンバーカード推進室長(佐藤弘美君) それでは、県内での交付の状況ということがございましたので、他市との状況の比較をお話しさせていただきますと、交付枚数での比較ということになりますが、人口規模の大きな、例えば、一関市さんが1万7,482枚ということで、ほぼ同じ程度の枚数となっておりますし、あとは、花巻市さんが1万3,689枚、北上市さんが1万1,391枚ということで、そのあたりと比較しましても当市のほうが交付が多い状況となっております。 それから、手続ということですけれども、例えば、証明写真の機械等を使って申請をしていただいて、あとはカードを市のほうに取りに来ていただく、あるいは市の窓口のほうで申請をしていただいて郵送でカードを受け取るというように、必ず一度は対面での手続が必要な状況ではございますが、いずれ平日の役所だけではなくて、休日開けたりですとか、時間外の対応等もやっておりますので、何とか交付状況、向上させたいと考えているところです。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第5、議案第4号、奥州市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 議案4号、5号に関わるんですけれども、基準の緩和ということでございまして、当初は連携協力を行う保育所、保育園、認定こども園を確保しなければならないということだったんですけれども、さらに5年延びると。確保できないときは、まずいいよねというように緩和されるんですけれども、奥州市内には、家庭的保育を行う事業施設が1か所あります。小規模保育事業者が3か所ございまして、共に2歳児までの受入れということで3歳からどうするんだということになるわけなんですけれども、奥州市では基準は緩和になりましたけれども、どのような状況になっているのか、行政のほうでしっかり主導して、その後の行き先を見つけてあげているのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育子ども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) それでは、お答え申し上げます。 まず、本市におきまして家庭的保育事業所は1件ありますが、連携施設を設定して契約して実施してございますので、影響が出てございません。 その他小規模施設等におきましても、こちらのほうで定期的に確認し、ご指導して保育の質の確保に努めているところでございますし、3歳への移行、いわゆる3歳の壁の対応につきましては、本市は3歳以上の定員に余裕がございますので、市のほうで責任を持って入所調整をさせていただいておりますので、現在、支障が出ていないという状況でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 家庭的、それから小規模保育所はそのとおりだということだと思いますけれども、奥州市内には事業所内保育所も2つありますし、保育施設として1か所、3歳児までというところがありまして、それらもしっかりそれ以降の保育、幼稚園へのつながりは大丈夫なのかをもう一度お伺いをしたいというふうに思います。 それと、家庭的保育事業所ですけれども、市内にまだ増えるというようなこともお伺いしておりますけれども、待機児童はなくなるのかお伺いをします。 そして、家庭的保育事業所、小規模事業所等、最近新しい事業所さん、できておりまして、民間事業所への経営圧迫はどのような状況なのかお伺いしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) 3点ほどご質問いただきました。 まず、事業所内保育も含めて3歳以降、これについては今のところ問題なく、特に相談もなく調整できてございますので、問題ないものと認識をしてございます。 あとは、待機児童の状況でございますが、まだ水沢地域については2桁台で待機がいるという状況でございますが、本年、小規模施設が水沢地域に2つ開設になりましたので、例年よりも、いわゆる12月に向けて50人程度、毎年増えているところですが、そういう部分は抑制されているということで効果が出ているというふうに認識してございます。 来年以降の見込みですが、本年度の民間事業で、新たな新設の認定こども園の計画相談を受けてございますし、来年度、ゼロから2歳児の定数を拡大したいというご相談も受けております。それらが計画どおり進みますと、数字上は、水沢地域も待機児童は4月時点では発生しないものと見込んでおり、期待をしている状況でございます。 いずれにしましても、民間のお力を借りながら、昨年10月に始まりました保育の無償化が実行できるには待機児童をなくさなければならないということで、今、力を入れて取り組んでいるものでございます。 最後に、逆に民間経営の圧迫の部分でございますが、量の決定をするための審議会、子ども・子育て会議というものがあるんですが、その中の意見では、もう既に奥州市は待機児童の問題から、子供の取り合いのほうの課題に移行しているというご指摘をいただいてございます。まさに民間は、これから経営がかなり心配な部分、そして今までは保育士をいっぱい確保していたんだけれども、保育士の採用を逆に減らしていかなければならないというようなことも見えてきているという課題を受けておりますので、奥州市全体の保育量の調整につきましては、公立の機関も含めて適正に調整していかなければ、市内の経営が困難になるということも考えられますので、そういう対応を今後しっかりやっていきたいと考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 待機児童の問題なんですけれども、小規模事業保育所等、本当にありがたいなというふうに思います。ちっちゃな、特にゼロから2歳のお子様を見ていただけるというところでは本当にありがたいと思います。民間事業所さんの経営を圧迫しないためには、やはり公立のほうで調整をしなければならなくなってくると思いますので、その辺の民間事業者さんを圧迫しないためにも、公立の保育所それから幼稚園、認定こども園の在り方を早急に検討していただいて、事業を進めていただければと思いますが、ご所見を伺って終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) 民間経営、しっかり安定して運営していただかなければ、また新たな待機が出るという心配もありますので、教育・保育再編計画に基づきまして、公立施設の適正量、これを確認しながら調整に努めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 この連携する保育施設というのは必要であって、ただ、5年間さらにその条件としてちょっと緩和するということですけれども、これから小規模施設がさらにできるというような、今お話ありましたけれども、これからつくる施設については、連携施設と契約した上でその小規模施設もつくられるという計画で進めなければ、いつまでたっても猶予を続けるということにもなりかねませんので、その辺のところはどうなんでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) お答えいたします。 まず、私どもとしましては、要件緩和がございますが、基本的には、保育の質の確保の観点から連携施設を持っていただくように事業所さんには指導をしているところでございます。どうしても先ほどの3歳調整という部分が困難だという場合は、行政の責任において調整するという対応をしてございますが、基本的には3要件とも連携施設を取っていただくということで進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) その連携の中には、特に初期、家庭的保育とか保育士やその保育の助手の方とかが、どうしても1人あるいは少ないという場合もあるかと思いますので、万が一、子供に事故等、病気等あった場合に、対応で保育ができなくなるという、あるいは保育士の病気等で保育ができなくなるための連携施設ですので、それが十分やはり行えるように、連携施設は連携を取っているとは言いますけれども、その辺の指導を、今あるほかの施設も含めてきちっとやっていただきたいと思うし、やはり何よりも小さい子供を扱っている施設ですので、その部分の指導は今後ともどのようにやっていかれるかお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) お答え申し上げます。 先ほど申しましたとおり、現在も質の確保の観点で指導等をしているところでございますが、いわゆる小規模施設の職員が病気等で休んで、その代替保育の確保、確かにここの部分は一番ハードルが高い部分でございますが、いずれ連携施設の確保の指導とともに、私どもでは、どうしても先生が休んだ場合の対応が取れているかということで、臨時やパートの職員の確保等のその名簿上の確認もしまして、先生が休んで保育ができないということがないように、内容を確認して指導しているところでございます。いずれ、今後とも連携施設の確保については、行政としても協力して進めてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 質のいい保育の確保のためには、やはり公立でしっかりと保育をしていくことが一番、本当は私は大事だと思いますので、どうしてもこういった待機児童解消のためにこの制度、家庭的や小規模の制度、国全体として始まったわけですけれども、本当に保育の質の確保ということだけを言えば、公立の施設の確保や充実が最も、さらに充実することが大切だと思いますので、その辺についての見解をお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉保育こども園課長。 ◎保育こども園課長(千葉達也君) ご質問の趣旨は、小規模ですとか、要件緩和の特例施設においても保育の質の確保を十分にという部分で受け取りました。いずれ、職員の研修ですとかそういう部分も、普通の認定こども園とか保育所と同じようにやっていただいているか、定期的に、小規模施設等については市で直接監査することになってございますので、そういう部分を通じて指導してまいりたいと思ってございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第5号、奥州市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第5号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第6号、奥州市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除及び不均一課税に関する条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第6号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第7号、字の区域を変更することに関し議決を求めることについてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第7号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第8号、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 4点質問いたします。 29ページにございます介護施設等整備事業経費につきまして、この4,115万1,000円の中身についてお伺いしたいというふうに思います。 それから、2点目、31ページ、低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金4,498万円の中身といいますか、スケジュールについてお伺いをいたします。 3点目、37ページ、予防接種事業費の36万8,000円についてお伺いをいたします。 それから、最後ですけれども、4点目、45ページ、観光施設管理運営経費ですけれども9,985万8,000円ですが、この中身についてお伺いをしたいというふうに思います。 先ほどから衣川荘の件で条例が廃止ということで可決されましたけれども、この清算に関する補正予算ということで、この観光施設管理運営経費の中に8,647万6,000円が入っております。この中に5,000万円の一時借入金の返済部分も入っておりますけれども、これ、本来であれば令和元年度の末に返却を求められていたものが、9月23日まで返済猶予という形になっておりまして、今回この補正が可決されれば、この一時借入金も返済されるということになるわけでありますけれども、4月でしたか、6,700万円の人件費等の補正の議決を行いまして、衣川荘に関する部分ですね。その中身は市の自主的な隔離、コロナに関しての隔離の応援事業等も入っておりますけれども、それでも衣川荘に関しまして前回も6,700万円税金を投入しております。この時も、地方公営企業法に照らすと、企業の経済性の発揮と公共の福祉の増進というところで、補助金としてどうなのかと、本当に適切かというところの何とも言えない部分があったわけですけれども、今回も未払金、未収金で5,549万3,000円、人件費で1,819万8,000円、施設の維持管理費、3月までですけれども2,278万5,000円。 市長、先ほど、これ以上の支出は解体費用ぐらいしかないようなお話がありましたけれども、今回この補正で見ている人件費は12月末までです。オープンがずれ込むということになれば、さらには従業員の確保のために人件費がさらに増えるということになるんだと思います。例えば3月までですと、さらに887万3,000円プラスになりますよということで、議員説明会の中で説明いただいておりますので、今回は12月分までの人件費ということになりますけれども、さらなる追加があるのではないかと思われますが、その点いかがでしょうか。お伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(千田嘉宏君) それでは、まず1点目の介護施設等整備事業経費についてお答えしたいと思います。 こちらの経費につきましては、現在の高齢者福祉計画第7期介護保険事業計画に登載している地域密着型サービス基盤整備について、整備を計画している事業所に対して補助金を交付するもので、歳入におきまして、同様に16款県支出金、2項県補助金、2目民生費県補助金、1節老人福祉費補助金の介護施設等整備事業補助金で同額を計上しており、県からその補助金を受けたものをそのまま整備する事業所に交付するものとなっております。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) 私のほうからは2点目、3点目ですが、2点目については担当課長からご回答いたします。 3点目の予防接種事業の36万8,000円の内容でございますが、令和元年度の感染症予防事業国庫負担金、特定感染症検査等事業ということで緊急風疹抗体検査事業の実績によって、精算ということで599万円で、もう既に入っていた分が635万8,000円ということで、精算したところ、頂き過ぎていたということで返還するものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 昆野こども家庭課長。 ◎こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長(昆野浩子君) それでは、2点目の質問についてお答えします。 ひとり親世帯への臨時特別給付経費の補正でございますけれども、今回のひとり親世帯への給付につきましては、基本給付というものと追加給付というものがございますが、まず最初の予算の際には、基本給付の部分と、あとはある程度見込まれる追加給付なりを予算計上しておりましたけれども、その追加給付の部分につきまして、まず支給できる範囲というものが確定されましたので、ご本人の申請に基づいて給付できるものということで、基本給付を受けられる方の中で該当する部分については全ての人について給付があるものということで、今回補正をさせていただいております。 そのほかにも、あとは追加で基本給付にプラスする分も含めておりますけれども、主な部分についてはその点でございます。 児童扶養手当につきましては、例年8月1日から31日までに現況届というものを提出いただいておりますので、その申請に併せまして、今年のこのひとり親世帯臨時特別給付金の申請もありますよということで、7月末にお手紙は差し上げております。それに基づきまして、8月の現況届の際とか、あとは改めまして8月24日から申請期間を設けて申請を受け付けております。 それで、追加の部分につきましては、月末申請を受けて翌月の支払いということで、補正決定後支払いをするような予定となっております。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課主幹。 ◎商業観光課主幹(及川和徳君) 衣川荘の清算に係る件でご質問いただきました。 今回の清算に係る費用、財産の管理費用等のほかに費用がもっと発生するのではないかとご心配をいただいているところですが、ご指摘のとおり、前回の議員説明会のとおり、今回の人件費につきましては、今、交渉している相手方との、現在の従業員の身分の所属が移る時期がまだ確定していないということで、12月までということで計上させていただいております。今後、それが決定すれば、12月補正でその確定したものに基づいて補正を行うというような予定をしているところでございます。 そのほかにかかる経費がないのかということでございますが、午前中あるいは先ほどまでの議案第2号の審議でもお話ありましたけれども、現在交渉中のところがございます。もし、それの交渉の結果、市の財政負担が伴うというようなことが生ずれば、それはそれでまた補正をお願いするということになろうかと思います。ただし、それについては市民の皆さん、議会にお認めいただける内容でなければならないということで、現在、交渉を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、29ページの介護施設等の整備事業経費のところですけれども、地域密着型のグループホームということだと思いますが、どこに、何人ぐらい収容される施設になるのかお伺いをしたいというふうに思います。 それと、介護施設なんですけれども、勤務していただく職員の方がなかなかいらっしゃらないということで大変話題になっておりますけれども、その職員体制につきまして、市のほうはどのように聞き取りをされているのかお伺いをしたいというふうに思います。 それから、2点目の予防接種事業経費ですけれども、風疹の部分で余ったといいますか、を返却するためということでございますが、コロナの関係で病院の受診を控えている親御さん、保護者の方がいらっしゃるのではないかという懸念がありまして、予防接種が遅れているのではないかというふうに思われますけれども、当市の状況についてお伺いをします。 それから、本年度、ロタウイルスワクチンが10月からの定期接種ということにはなっておりますが、奥州市は前倒しといいますか、任意の期間の同じ学年のお子様に関しましては、4月2日から7月31日までに生まれたお子様に関して費用を補助していただいておりますけれども、その状況について分かる範囲内でお伺いをしたいというふうに思います。 それから、ひとり親世帯の臨時特別給付金でございますけれども、申請が必要だということにはなっておりますが、厚労省のほうからはその申請も、例えば給与の明細書を添付するとか、そういうことは一切必要ないと。少しでも収入が減っていれば申請可能だということになっているようでありまして、その辺をしっかり通知をしていただかなければ、申請書が必要だと、どのぐらい減っているかよく分からないということで、細かい金額は必要ないということで、減っているということが分かればそれでいいのだということで、細かい申請は求めていないようですけれども、当市の対応をお伺いしたいと思います。ある市では、給与明細をつけないと駄目だとか、はっきり分かるものがないと申請しませんよとかいうようなことになっているようですけれども、国の方針とは違うようですので、その点お伺いをしたいというふうに思います。 それから、衣川荘の追加のところですけれども、何となく交渉の行方がちょっと長引くのではないかという懸念がありますけれども、はっきり分かるのは12月議会だとは思いますが、しっかり交渉進めていただきたいと思いますけれども、やはり、そこの交渉の内容は、市民、議会にはっきりと示していただければというふうに思います。例えば、議事録を公開するとか、そのような対応も必要になってくるかと思いますけれども、この点お伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田長寿社会課長。 ◎長寿社会課長(千田嘉宏君) それでは、まず1点目のご質問についてお答えいたします。 地域密着型の施設の開設場所につきましては、胆沢地域内を予定しております。そして、入所数は9床、9つというふうなことで計画が立てられております。 また、2つ目の介護職員人材の確保についてですけれども、市で、その施設建設予定の事業所からの聞き取りの中では、いずれにせよ介護職員の確保については、早め早めに募集をかけて、さらに職員間で情報を交換して、とにかく人員確保には努めたいということで伺っております。また、市としても、広報で介護施設等の状況と、それから勤務する方々への助成についても広くPRをして、幾らかでも現場へ人材の確保がしやすいような形での支援をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 伊藤保健師長。 ◎健康増進課保健師長(伊藤江美君) それでは、予防接種の件についてお答えいたします。 病院受診を控えられているのではないか、予防接種が遅れているのではないかということでございますが、予防接種の請求書、毎月上がってきますけれども、その額を見ますと落ち込んでいるという印象はございません。奥州市の場合はほとんどの病院が予約制でございますので、今のところはそういった影響はないというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 昆野こども家庭課長。 ◎こども家庭課長兼子育て世代包括支援センター所長(昆野浩子君) それでは、ひとり親家庭の当市の対応状況ということでの質問でした。 給料の明細等は要らなくて、ご本人の申請で受けられるというのは、この給付の中の追加給付という部分に該当するかと思いますけれども、この追加給付を受けられる方はまず大方、先ほど申しました現況届というものを8月に提出されなければいけない方です。その方につきまして、対象者の大方9割近くの方が申請をされております。その際に、面談の際に、こちらのほうでも現況届に加えましてこの追加給付があるということは詳しく説明をしております。ただ、その際に、自分は変わりないよという方もいらっしゃいましたけれども、その方につきましても、今後まだまだコロナの状況は続くようですので、申請が2月までということになっておりますので、今後、急変がするようなことがありましたら申請を下さいということでお話ししておりますし、また、現況届をまだ提出されていない方には、今月中には再度また出してくださいという通知をする際に、改めてこのことも併せて通知をしていきたいと思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) 衣川荘の関係の交渉でございますが、交渉につきましては積極的に進めてまいりたいと思っております。 それから、議会のほうに対しましての説明につきましても、状況が変わり次第、随時報告してご相談させていただきたいと思いますが、議事録の公開等につきましては守秘義務等もございますので、難しいものと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐藤健康こども部長。 ◎健康こども部長(佐藤浩光君) ちょっと補足説明しますが、追加給付につきまして、添付書類ということで給与明細等をつけろということはしておりませんので、ここでは申請をしていただくということのみでやっております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 ロタウイルスの予防接種の状況が分かりましたらば、7月生まれで2か月後というのは、まだ受けていらっしゃらない方もいらっしゃると思いますけれども、今の状況が分かればお伺いしたいというふうに思います。伺って終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 伊藤保健師長。 ◎健康増進課保健師長(伊藤江美君) 4月2日生まれからのお子さんの任意の予防接種ということでございますけれども、6月頃から受け始めているお子さんがほとんどだと思います。7月頃から請求のほうが出てまいりまして、順調に請求も上がってきておりますので、受けていただけているというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) 1番小野優です。1点だけお伺いいたします。 予算書の29ページの社会福祉総務費の宿泊施設確保対策補助金について、こちらは恐らく今現状、衣川荘さんで受入れの確保していただいている要介護施設の方々の感染が疑われた場合の避難対策かと思っているんですが、その続きということでよろしいのか確認させてください。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) 私のほうからご答弁をさせていただきたいと思います。 今回の宿泊施設の確保対策事業補助金につきましては、5月の臨時議会での補正の際に、自主的な隔離措置事業応援事業ということで881万6,000円ほどまとめた形で予算を確保させていただいた事業のうちの一部ということで、そのうち、議員ご指摘のとおり8月までの期間で衣川荘さんを借り上げる形での事業、これが71日間という契約期間の中で、8月末で終了してございます。その後、それを受け継ぐ形の事業として、今回そちらの借り上げ料で措置しておいた予算のうちから、その残額分について今回この宿泊施設の補助事業のほうに予算を組み替える形で、今回、補正の措置という形になります。 内容につきましては、介護、社会福祉施設等で、前の衣川荘さんを活用したときの対象事業所と同じ医療機関も含めてという形になりますけれども、自主的に避難をしなければならない、隔離をしなければならない従業員さんがあった場合に、今までですと衣川荘さんのほうに入っていただいてということだったんですが、それがちょっと直接の部分はできない形になりましたので、介護事業所等がホテル等を確保した場合に、その宿泊費について14日間を限度に1日、一応6,000円程度、今、想定をしてございますけれども、それを補助するというような内容に引き継ぐ形で今回、9月1日以降の分について措置をしようとするものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 小野優議員。 ◆1番(小野優君) やはり奥州市内で勤務なさっている方に、この感染が確認されたということで、こういった医療機関、それから福祉施設で働いている方が大変心配していますという声をいただいて、その後、自主隔離の部分どうなっているんだという話を受けていたので、今お聞きしたんですけれども、これから実際に各事業所等に補助の内容というのは説明されると思うんですが、その説明の際に、ただお金を出しますよというだけでなくて、どこのホテルが実際対応してくれるのかというところまで、ぜひ何とか情報をそろえて周知していただけると、どこのホテルでも感染の疑いがあった場合に簡単に受け入れるわけにもちょっといかないなんて話も、ちらっとホテルさんからは聞いておりましたので、できればそこまでそろえて周知していただけないかなという部分お聞きしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋福祉課長。 ◎福祉課長(高橋清治君) お答えいたします。 この宿泊施設確保対策補助金につきましては、自主的な隔離を自ら判断して行うという趣旨でございますので、感染が疑われる方については対象となりませんので、そういった方については保健所の指導に基づいた適切な隔離をしていただきますが、この事業においては不安を払拭するという意味で自ら、本当はそういったおそれはないと思うんだけれども万が一の万が一を心配しての自主隔離ということになりますので、この具体的なホテルについては固定したりするものではなく、それぞれの判断でホテルを利用していただく、つまり、普通の宿泊と同じ扱いでございますので、そのホテルについては、事前の通知なりということは想定してございません。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで、午後2時25分まで休憩いたします。     午後2時10分 休憩-----------------------------------     午後2時25分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 休憩前に引き続き、議案第8号の審議を行います。 2番及川春樹議員。 ◆2番(及川春樹君) 2番及川春樹です。1件お聞きします。 47ページの南岩手交流プラザリニューアル工事請負費186万5,000円についてですけれども、工事内容等、これらについて何かしらの総合計画、利活用計画というのができているのでしょうかという件と、あと、平成11年に内装の大規模工事をやったわけですけれども、それらの反省点も踏まえての工事なのか、そういったことが生かされるかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(佐々木紳了君) では、南岩手交流プラザの予算の計上につきましてご説明をいたします。 今回予定しておりますのは工事費で、南岩手交流プラザリニューアル工事として、主にガラス工事ですとか、あとは木工事、サイン工事などを予定しております。ご承知のように、現在見ていただくと、プラザの展示の部分というのは非常に、見た上でもあまり好ましくない状態になっておりますので、これを見栄えのいいものに変えたいという工事でございます。 このほかに、備品などで、例えば各パンフレットを配架するためのスタンドですとか、あるいはパーティションスタンド、このようなものも併せて整備したいということでの計上でございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 2番及川春樹議員。 ◆2番(及川春樹君) 2番及川春樹です。ありがとうございます。 そうすると、いわゆる何かしらの計画性を持ってというよりは、現状の改善というような対応の工事というふうな認識でよろしいでしょうか。 あと、やはりこれまで地域振興会からとか、あとはいわゆる今回の発車メロディーの件などで、もろもろその活用についてお話出ていると思いますし、あと7月9日には産業経済常任委員会で所管事務調査をして、なかなか厳しい意見というのをお聞きになっていると思うんですけれども、そういったことを今後、検討されるのかという点と、あと、その所管事務調査のとき、ちょっと問題になったのが、利用客、客数と言えばいいんですか、の方のカウントが、いわゆる指で言うカウンターでカウントしていまして、商業施設でありながら、何といいますか人力で、実際私も家近いので度々行くんですけれども、担当の方がいなくて、これまでの利用者数の人数の信憑性がちょっと欠けるのではないかなというふうに思っております。それらも改善、検討されていくのかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(佐々木紳了君) 議員おっしゃるように、今後の活用方策につきましては、例えば地元の方々ですとか、あるいは観光物産協会ですとか、それから出店していただいている各団体さんと、これまで以上に密にして、どのような形とかの企画につきましては、随時、次から次へと皆さんのほうに出していきたいと思います。 それから、発車メロディーの関係、それから大瀧詠一さんの関係も含めまして、そのあたりも検証する一つのいい材料でございますので、このあたりは活用方策の一つとして進めてまいりたいというふうに思っております。 それから、カウントの方法でございますが、確かに今、議員おっしゃるように、手でのカウンターを使ってということでございました。実は、私もそこを課題として捉えたことございませんでしたので、今のご提案を受けまして今後考えてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 2番及川春樹議員。
    ◆2番(及川春樹君) 2番及川です。 地域の方々とご相談しながらという話ありましたので、ありがたいと思います。基本的に考えるのは、予算つけました、設備置くようにしましただけじゃなくて、やはり、例えば協働の考えからすると、地域の方々と相談しながら、求めるのは多分その予算もあるんですけれども、やはり利活用の幅を広げてほしいというのが皆さん思っているところで、例えば、JRさんと交渉進める際には、やはり市長も入ってもらって、全体的な皆さんの、いわゆるウィン・ウィンのような形で進めてほしいというのが本当だと思いますので、ぜひ進めてくれたらなというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地商工観光部長。 ◎商工観光部長(菊地厚君) ありがとうございます。 地元の方々との協働というのは非常に大事だと思っています。議員、最初におっしゃいました平成11年度に行った大規模改修の後の反省点というものがございます。やはり、ものを直したからそれでいいという話ではなくて、やはりその後の継続性といいますか、新たにものをどんどん交換していって、常に新しいものを発信していくような努力とか、それから、地元の人と一緒に協力した地元のものの発信性、そういうものを高めていかなければならないというふうに考えています。 今回、発車メロディーの関係もありまして、結構地元の方々がすごく積極的になられているというお話もありますので、そういったところも一緒に地元の方と協議しながら、一緒になって駅の施設を人が集まるような施設に変えていけるように努力してまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 16番飯坂一也議員。 ◆16番(飯坂一也君) 49ページにあります除雪対策事業費414万7,000円、この件についてお伺いいたします。 まずは、この件の414万7,000円の内容について。あと、もう一つが、さきに建設業協会さんから除雪についての要望書が出されていますけれども、今の交渉状況ですね、さきに所管事務調査があって、たしか8月下旬、先月下旬に交渉を、話合いを行う、そのようなことを伺ったと思いました。今現在の状況等を教えてもらえればと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、お答えいたします。 まず最初に、除雪対策事業経費でございますけれども、この経費の中の修繕料ですけれども、これは江刺の工業団地に通じる市道、高畑佐野線のロードヒーティングの関係の修繕料でございます。今年の令和元年度のシーズンが終わった時点で制御装置が不良ということで、今回更新するものでございます。 あと、建設業界からの要望で、どのような進捗状況であるかということですけれども、今現在、除雪経費、稼働経費と固定経費があるんですけれども、その辺の経費を今、積算しております。それで、今後、部内調整、庁内調整を行いまして、9月中には建設業界と協議を行うことで進めております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 16番飯坂一也議員。 ◆16番(飯坂一也君) 稼働経費、固定経費を今、検討しているということなんですが、固定経費、最低保証だと思いますが、これについては所管事務調査の中で災害デリバティブの説明いただきましたが、その方向でいくのかどうか、また、除雪機械の管理料については自社保有の機械について管理料を見直すのかどうか、あるいはリースの機械についても市がどのように管理をするか、そういった具体的なところをどこまで考えられているのか、その点について。あと、スケジュール的には9月で決着するようなことなのかどうか。その件についてお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) 建設業界からの要望は、最低保証ということでございました。それで、部内でいろいろ検討しておりましたけれども、今、議員さんがおっしゃられたデリバティブ的金融商品を検討しておりますけれども、それにつきましては建設業界さんのほうにまずこういうのがありますよということでお知らせしております。市としましては、まずは固定的にかかる経費を見直して、建設業者さんの負担を幾らかでも軽減するということを考えております。 あと、スケジュール的には、建設業者さんとは9月中に、いずれその協議を行うわけですけれども、できれば9月中に決着して、11月の業務の契約に進めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 先ほども若干出ましたが、29ページの宿泊施設確保対策補助金238万6,000円。これは先ほどちょっと触れたから重複していると思うかもしれませんが、コロナ対策上に、衣川荘からホテルに変えた宿泊予定する予算、こういうことだと思いますが、これはあれですか、例えば、今回病院に患者さんが入っておりますから、その中で働く看護師さんですとか、こういう方々がこれを利用することは可能だというふうに判断してよろしいのかと、これが1つ。 併せて、陽性の方の宿泊所があります。ホテル、名前は分かりません、ホテルかどこか宿泊所と書いてありますよね。こういう方に、働く方は、濃厚接触者でないけれども、本人が不安に思ったらこういう施設に入れると解してよろしいんでしょうか。 さらに、もう一点は、これは今回続けて出されましたけれども、今後どうなさるのか。こういう形で、何日間かちょっとはっきり分かりませんが、聞いていなかったんですけれども、2弾続けて出ました。今後ともこういう形で補正で出すのか、あるいは継続的なものなのか。3点についてお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) まず、何点かご質問いただきましたけれども、基本的には、そういう疑いのある濃厚接触者等も含めて対象とはなっていないと。対象にはならない予定でやることになります。あと、続けての部分につきましては、今回、交付金事業ということで、取りあえずはまず今年度中の事業ということで、今、組立てをしてやっておるという状況でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) もう1つ聞いたんです。実は感染者が泊まったところから、そこで働いている方なんかは、もし不安としたら、こういうとこに移りたいと、泊まりたいという希望があった場合は、受け入れるのかということもお聞きしたんです。 それから、今後ともこれを続けるということなんですか。それをちょっとはっきり分からなかったんですけれども。その辺も、少なくとも2点お願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋福祉課長。 ◎福祉課長(高橋清治君) お答えいたします。 この事業はあくまで安心感を与える事業ということの主眼となってございますので、感染が疑われる方、保健所の管理が必要な方については、この事業の対象外となりますので、そういった方について市においてどうこうするというような考えは持ってございません。 具体的に申し上げますと、例えば、県外からお盆に里帰りする方がいると、そうした場合に、家族と会うことによって、私は施設で働いているんだけれども施設のほうでは東京から来た人と接触した段階で2週間来ないでくださいというような方針の事業所もあるようです。その場合に、その間だけ衣川荘を利用したというような実績もございます。そういった、自らの考え方で安心、安全を求めるという趣旨の事業でございますので、感染が疑われる方が利用したということではございません。そういったことを対象にする事業でございません。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) すみません。結局、今回の宿泊費、補助の対象となるこの事業で想定している部分につきましては、社会福祉施設の正職員あるいは勤められている方という部分を対象に、今、事業については考えてございますので、一般のそういう、今回の事例のような建設関係、あるいは、いずれ社会福祉施設の従業員の方を対象ということで考えてございますので、議員さんがご指摘したような事例については該当しないということでよろしいかと思います。 あと、続けてという部分については、その予算がなくなっても続けるのかという意味でよろしいのでしょうか。基本的には交付金事業ということで、一応枠を組んでやってきておりますので、補正が利くか利ないかという部分はありますけれども、基本的には今回の確保した予算の枠内で実施をして、予算がなくなった時点では一応事業としては終了という形を考えてございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 私、申し上げたのは、濃厚接触じゃないけれども、今回、ホテル、要するに陽性の方が泊まったところありますよね、場所分かりませんけれども。2つほど名前出ています。市内で泊まって働くという、そこにいる方の濃厚接触は県保健所がやります。だけれども、その中にいろんな人がいるわけです。泊まった方もいる、従業員の方もいる、濃厚接触じゃないんだけれども、不安に覚える方もできるのかという質問をしたわけです。 だから、結論的には部長がおっしゃったように、これは施設で働く方だけなので該当しないと、こういうこと分かるんですけれども、でも、考えてみると、今は実際、陽性者が出たわけです。だから、それを福祉施設じゃないところでもう既に出ているわけで、そこに関係者、濃厚接触じゃないけれども不安な方、かなり今出始めているんです。そういうことのために使うのが本当はもっと必要だろうと思って、今、発言しているわけです。 おっしゃったように、予算上の問題でつくっているという意味ならば、確かに該当しないので、だけれどもそれはやっぱり現状には合っていないと思います、これは私の個人的見解ですから。もしこれから出るとして、陽性者が出る、いずれそういう場所で働いている方はそういう不安持つこともあり得るので、一応そういう方もこういうところに、何というんですか、泊まっていただくということは、もっと現実的に大事と思うので、そのようにむしろ変えていただいたほうがいいのではないかと考えますが、それについてご所見を伺います。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐賀福祉部長。 ◎福祉部長兼地域医療介護推進室長(佐賀俊憲君) 対象の拡大の部分ということでございますけれども、いろいろなお考えあると思います。ただ、今回こういう事業、当初5月の臨時会の際にもご説明をした部分でございますけれども、今回この社会福祉施設あるいは医療施設も含めてという形で対象については考えているところでございますけれども、この部分については、県とかもそうなんですけれども、利用者、社会福祉施設ですとそういう入所者あるいは利用される方ということになるんですけれども、その方々の生活維持に欠かせない、社会継続上、非常に必要度の高い部分の施設あるいは事業所ということで取り組んでいるという状況でございますので。 基本的には一般市民の方々を対象という形に恐らくなるのかと、議員のとおりですと、なろうかというふうに思いますが、その部分については、基本的には市のほうでそういう形で宿泊施設として事業を組めばいいのかどうかというのは、内容については少し議論が分かれるところというふうに思いますけれども、いずれ今回、対象としてはそういう福祉関係、そういうところの事業の継続ができないようなことがあってはならないという趣旨で、そういう意味の、そういう事業所さんへの支援という形で取り組んでいる中身でございますので、今時点で一般的な部分にまで対象を拡大するという考えについてはないという状況でございます。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第8号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第9号、令和2年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第9号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、議案第10号、令和2年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第10号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、議案第11号、令和2年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第11号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、議案第12号、令和2年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、議案第13号、令和2年度奥州市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第13号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第15、議案第14号、令和2年度奥州市病院事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第16、議案第15号、令和元年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第27、議案第26号、令和元年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてまでの12件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております令和元年度決算認定議案12件は、議長を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は議長を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 お諮りいたします。決算審査特別委員会における審査は、来る9月16日までに審査を終えるよう期限を付したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 なお、特別委員会委員長等互選のための会議は、本日、本会議終了後、議場において開催されますようお願いいたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。 委員会開催等のため、明9月5日から23日までの19日間休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、9月5日から23日までの19日間休会することに決しました。 次の会議は、9月24日午前10時から開くことにいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後2時52分 散会...